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 12月12日の「アサザイ 今日の1社」はフェイスネットワーク(3489・東証マザーズ)を放送しました。

 「信頼/Faith」の「ネットワーク/Network」をより深く広げるために築いた、土地の仕入れ・設計・建築・賃貸募集・物件管理・物件売却に至るまで、全て自社リソースで実現する「ワンストップサービス」は同社の強みであり、お客様との信頼関係の構築へと繋がっております。

 今回は、株式会社 フェイスネットワーク 代表取締役会長 蜂谷 二郎 様にお越しいただき、沿革や事業内容、さらには成長戦略の一つとして位置づけられている「グランファンディング」の販売について等、余すことなくお話し頂きました。

 井上哲男から取材後記が届いておりますので、ぜひご覧ください。

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取材後記

フェイスネットワーク(3489) (東証マザーズ)

ラジオNIKKEIスタジオで取材・収録。お相手は、代表取締役社長の蜂谷二郎(はちや じろう)様。

 

「 Face(Faith) to Face 」

 

 今年3月に上場されたフレッシュな会社だが、事業の中心は東京の城南3区(世田谷区、目黒区、渋谷区)を中心として投資用の新築一棟RC(鉄筋コンクリート造)マンションを販売することであり、マンションのブランド名は「 グランデュオ 」である。

とっても瀟洒でデザイン、機能性に優れており、若い女性ならずとも、思わず"住みたい!"と思える物件なので、是非、同社のホームページを訪れて頂きたい。

 

なぜ、"城南3区が中心"か、と言うと、それは、若者が集う人気の街であるとともに、みどり豊かな自然も感じられ、それでいて都心とつながっているという極めて好立地であり、その他にも、一年を通じて入居需要が高い、また、投資対象として割安感があるという、三拍子揃ったバランスの取れた立地であり、この要素こそが、確かな資産価値を生み出すと考えている。

 

 同社の、他の不動産会社と決定的に違う部分は、単に"売る"のではなく、「 不動産投資支援事業 」を謳っているということであるが、会社の創業(2001年10月)以前、蜂谷社長は信用金庫で不動産融資を担当していたことから、融資の仕組みに精通しており、信金時代のリソースや金融機関との深いネットワークを活かすとともに、当時、課題となっていたことを克服、解決することによって、顧客のニーズに沿った物件を提供するというビジネスモデルを作り上げた。

 

同社は「 仕入物件獲得力 」を強みの一つとして掲げている。

これは、ワンストップサービスの強みを活かして機会ロスを排除するということであり、具体的には、以下3つの差別化を行っている。

 

① 「 企画力&コンセプトで差別化 」・・・独自のコンセプトを設計・施工の内製化で実現するということであり、不整形地や半端サイズの土地においても様々なアイデアを具現化することができるため、結果的に仕入物件の検討件数が増加している。

② 「 スピード&精度で差別化 」・・・想定家賃までを織り込んだ、高精度のラフプラン作成までの期間が非常に短いということで、仕入決定期間の短縮、また、販売というマネタイズまでの期間の短縮に結びついており、在庫リスクの低減も達成されている。

③ 「 実績とネットワークでの差別化 」・・・これまでの実績を基盤に、上流かつ好条件の物件情報が集約される。

この循環こそが成長の源泉となっていると言える。

 

前項の最初に記した「 ワンストップサービス 」も、無論、強みの一つだ。

⼟地の仕入から設計、施工、賃貸募集、管理、販売までを自社リソースで実現しており、各業務の連携を高めて中間マージンを省くことにより、顧客の利益を重視したサービスを提供することが可能となっている。

「 安定的な利回り 」の実現のために、まず、投資資金が抑えられるということは、利回り算出の分母が小さくなるという圧倒的な優位性があり、この部分の実現のために同社が努力していることが分かる。

また、ワンストップということはオペレーター(管理)の部分も任せられるということである。これが結果的に、高入居率(稼働率)という形で"安定的な"という部分に寄与するのである。

 

そして、(購入者の)コストを抑えるという点では、同社の営業スタイルも大きく貢献していると考えられる。

同社の営業スタイルは、プッシュ型ではなく、プル型営業である。150名の従業員のうち、営業はたったの9名しかいない。Web・出版を活⽤した効果的なマーケティングで、プッシュするのではなく、セミナーに来てくれた人をフォローする営業スタイルを採っており、2018年3月期の実績では、半数以上が新規顧客となっている。また一度購入された方が満足されてさらにリピート購入することも多い。これは、非常に効率的な営業を行うことがコストの低減につながっている好例であろう。

 

同社の今後の展開は、非常に"夢"がある。

通常放送でお話し頂いた、一棟マンションの小口化(不動産)商品である「 グランファンディング 」に加えて、ロングインタビューでは、オーナー目線(意向)に沿った、「 創作支援型シェアリング事業 」である「 グランストーリー 」をご紹介頂いた。是非こちらもお聴き頂きたいのだが、同社のビジネスモデル、ビジネススタイルで貫かれていることは、顧客一人ひとりが持っている、抱いている、それぞれの違った夢の実現のために、とことん向き合い、オーダーメイド、カスタムメイドを行い、そして、販売した後も、とことん付き合うという姿勢である。

もう、お分かりであろう。社名の「 フェイスネットワーク 」は、「 Face(Faith) to Face 」を意味しているのだ。

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 取材後記は以上です。いかがでしたか?

 放送の内容はオンデマンドで配信がスタートしています、ぜひチェックして下さい。

 それでは来週もお楽しみに!

(関連ウェブ)
 ■ フェイスネットワーク IRサイト
 ■ フェイスネットワーク(2018.12.12放送分)
 ■ フェイスネットワーク(2018.12.12放送分)ロングインタビュー

 代表取締役会長 蜂谷 二郎さまと