今月の特集/ 医療ビッグデータの分析と活用
タイトル/ テクノロジーと医薬
ゲスト/ 日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所 技術理事 武田浩一 氏
今年の7月、日本IBMと東京大学医科学研究所は、「コグニティブ(認知の)コンピューティング」技術「IBM Watson」を医療分野へ応用して、がん研究を開始すると発表している。このIBMの人工知能ワトソンは、ビッグデータを活用し、臨床現場や創薬、治験など広い分野での活用が期待されている。開発に携わった武田さんに、どのような目的で開発され、医療応用に合うよう最適化するのかうかがう。画像や音声、テキストなどの情報を知識源として大量のデータから学び、膨大な情報を関連づけて仮説を立てる機能を持つ。もともと米クイズ番組向けに開発され、人間に勝ったことで知られる。ワトソンは、海外の保険や金融業界では先に実用が始まっている。現場の医療従事者の仕事についても、たとえば、コンピューターが得意とする機能をうまく使えば、医師は、より早く的確な治療決断が可能になるという。さらに創薬の分野でもシステムの活用が期待できる理由なども聞く。
【次回予告】
1月13日(水)よる8:40 から放送予定
テーマ/ 薬剤師のこれから (1) 医療政策と薬局ビジョン
ゲスト/
日本薬剤師会 会長 山本信夫 氏
日本医療政策機構エグゼクティブディレクター 宮田俊夫 氏
【放送概要】
ラジオNIKKEI第1で毎月第2・第4水曜よる8:40~放送。
「radiko.jp」でパソコンやスマートフォンでも放送をお楽しみください。
放送後にはポッドキャストとオンデマンドでも配信します。
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