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ファイザーが治験による感染予防効果が90%となったとワクチン開発の成果を発表したことで、9日のナイトセッションで日経平均先物は25900円と、26000円大台に迫る急騰を見せました。大統領選をめぐる報道では、どちらが優位でも結局株高の強い地合いが続いていましたが、大統領選よりワクチンがボラティリティを大きくしています。

皆さん御機嫌如何でしょうか、大橋ひろこです。
今日は元先物オプションディーラー本河裕二氏にお話を伺いました。

夜間の先物市場では25000円台での空中線が繰り広げられましたが
10日の日本市場、日経平均はなんと24905円と25000円大台に乗せられずに
引けました。寄付きは高かったものの値を削る展開となったのです。

それでも3年近く24000円節目が抵抗となり続けたレンジ相場の
上方ブレイクですから、新たなステージに入ったと見えるのですが
気がかり材料はNT倍率だと本河氏。


NTだと倍率は1980年4月25日の14.72が市場最高値でしたが
昨日11月9日に14.77まで上昇し史上最高値を塗り替えました。
つまり、TOPIXより日経平均のほうが高いということですが、
日本経済全体を占うには、は225種の日経平均より
東証一部上場全銘柄が対象のTOPIXでしょう。
日経平均は値嵩株の影響を受けやすい特徴があります。


また、選挙戦後半に上げてきた日本株市場、
特に1570日経平均レバレッジETF市場では
買い残に対し売り残が膨らんでいたことが注目されていましたが
先週木曜にには逆日歩150円と売り方が苦しい展開となったことで
ショートカバー中心と見られる上昇もあったものと思われます。

新規で日経平均を買う材料がないと、需給が正常化すれば
上昇の勢いがなくなってしまう可能性も。

withコロナで買われたハイテクの一角が崩れているのも聞かがり。
ナスダック総合、マザーズ指数はむしろ下落が大きくなっており、
ここから日経平均を強気できるのかどうか・・・・

という懸念など本河氏に解説いただいています。
詳しくはオンデマンド配信で本河氏の解説をお聞きくださいね。
https://podcasting.radionikkei.jp/podcasting/trendplus/trendplus-201110.mp3