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年初、勢いよく上昇でスタートした金相場。


5日のジョージア州上院決選投票で民主党が2議席を確保すると、
積極財政の実現期待から米長期金利が急ピッチで上昇しました。
これを嫌気する格好で金利裁定のアルゴリズムが発動、
ファンドの金ロングが大きく減少(売られる)したことが確認できます。
金利のないゴールドにとって、低金利であることが
上昇の大きな支えとなってきましたが、さて、ここから金利はどう動くでしょう?


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は金融貴金属アナリスト亀井幸一郎氏にお話を伺いました。

先物市場では買い残が急減したものの
1/15までの週のゴールドETFの残高はなんと33トンもの増加となっていました。
機関投資からはゴールドを手放してはいなかったのです。

バラマキによって押し上げられる株へのヘッジ、
そして通貨の希薄化によるインフレヘッジなど、
背景にはさまざまな不安心理があるのでは・・・・?

また、15日に1.18%まで上昇した米長期金利ですが
25日には1.02%にまで低下してきています。
米国債市場では、連日の巨額の新発債入札でも
旺盛な需要が確認され、バイデン大統領の追加経済対策での
巨額の財政支出にも不安がないことが安心感につながっているようです。

そしてそのバイデン政権がスタートしたわけですが、
亀井さんは追加経済対策は周到に準備されていたようだ、とし
今週のFOMCでのパウエル議長の発言に注目とお話くださいました。

イエレン前FRB議長が財務長官に指名されましたが
承認の公聴会では、Act Big 「大きな行動」を説き、
積極財政を支持する姿勢を示しました。

そして、このレンジ相場がゴールド市場にとっては、「雌伏の時」?!
亀井さんは複数年の上昇相場の踊り場であるとしています。
詳しくはオンデマンド放送で亀井さんの解説をお聞きくださいね。