今年前半はあらゆる商品市況の高騰し、コモディティのスーパーサイクル論が台頭しましたが、足元では原油、穀物、非鉄、金属などあらゆる商品銘柄が大きく崩れています。
FRBの金融引き締め進む中、株式市場も下落トレンド入りしたようにも見えますが、ここからの商品市況は?
皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はよそうかい・グローバル・インベスターズ代表 松本英毅氏にお話を伺いました。
今週の9月FOMCでは、0.75ポイント以上の利上げがほぼ確実視されていますが、
インフレ圧力は思った以上に強く、長期化するとの懸念が高まっています。
FRBがどの水準まで金利を引き上げ、どれくらいの期間その水準を維持するかが
今後の金融市場にとって重要となってきます。
高い金利は景気を減速させ、需要を後退させますが、
世界はすでに景気後退を懸念し始めており、
商品市況の上値が重くなっているのです。
金融要因から崩れてきた側面も大きい商品市況ですが、
ここからは、それぞれの商品の需給状況を見ておくことも重要です。
FRBがインフレ抑制のために金利を引き上げ需要を減退させたところで
供給が足りなければ価格は下がりません。
需給逼迫見通しの強いものは、米国の金融政策とは関係なしに
いつ急騰するかわからない、というのが実情です。
まだロシア、ウクライナの戦争は続いておりエネルギーなどコモディティ、生産大国であるロシアからの供給懸念は大きいのです。
ノルドストリームを通ってロシアから欧州に供給される天然ガス市況。
これから北半球が冬を迎え需要期に入ります。
厳冬となれば需要は増加します。
これは金融引締など関係ありません。
しかしながらロシア産ガスの安定供給は約束されておらず、
いつまた相場が大きく動き出すかわかりません・・・・。
では原油は?
その他、穀物、ゴールドなどコモディティ価格の今後について
松本さんに解説いただいています。
詳しくはアーカイブ配信で松本さんの解説をお聞きくださいね。