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マーケット・トレンドPLUS

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原油価格、しっかりと推移しています。4月にはマイナス40ドルを示現するも、6月には40ドル台を回復。実に80ドルもの上昇となっていますが、OPECプラスが大幅減産で合意したことに加え、米シェールオイルの生産減少で、需給は引き締まったのでしょうか?!





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皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はよそうかい・グローバル・インベスターズ代表 松本英毅氏をお迎えし
原油価格の現状と今度の展望を伺いました。

5月のOPEC生産は日量2,431万バレルと、前月から601万バレル減少 (EIAアウトルック)
米国内の原油生産は6月5日までの週が日量1,110万バレル、3月のピークから200万バレル減少
ロシアなどの減産も加えると、世界生産は日量1,000万バレル以上減少しています。

4月のマイナス40ドルまで売られる材料とされたオクラホマ州クッシング在庫は減少し
貯蔵能力の限界が近いという状況は解消されたものの、
かといって米国内の需給は引き締まっているわけではありません。

米国内の在庫は、3月20日までの週以降の12週間の間に、
原油と石油製品合計で、1億8,165万5,000バレル増加 (日量216.3万バレル)
戦略備蓄も含めれば、1億9,668万7,000バレル増加 (日量234.2万バレル)
全体で見れば、在庫は増加しているのだそう。

本来であれば米国は夏のドライブシーズンが本番を迎えており
施設をフル稼働させてガソリンを出荷する季節なのですが
製油所稼働率は、73.10%、過去5年平均の93.63%を大きく下回っています。
松本氏によればこの時期の稼働率70%台は、
ハリケーンによる壊滅的な被害が生じた時以外には見たことがないとか。
少なくとも80%台半ばあたりまで戻ってこないと、需給も引き締まってこないと指摘しています。

ここからの価格展望については、松本さんの解説をオンデマンド配信でお聞きください。
https://podcasting.radionikkei.jp/podcasting/trendplus/trendplus-200616.mp3