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21世紀の台湾と日本

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アジアフレンドシップシリーズ「21世紀の台湾と日本」今年度も放送!

「21世紀の台湾と日本~台湾ロスを癒そう!台湾満喫ラジオ」 "日本と台湾の交流"をテーマに2000年からお送りしている<21世紀の台湾と日本>。 22年目の今年は、リスナーの皆様から多く寄せられている"台湾ロス"の声を癒すべく、日台交流を様々な角度から見つめていきます。

待ちに待った観光目的での台湾入境が可能となるなか、 (※注1)番組もいよいよ今年の締めくくりとなります。

今回のメインテーマは「台湾の"創"台湾ダイナミズムとソフト・パワー」

WEBマガジン「初耳 / hatsumimi」代表、文化交流プロデューサーの小路輔氏をゲストに迎え、台湾が誇るマンパワーの源と台湾カルチャーの未来、人と人のコミュニケーションで進化し続ける日台交流の未来を展望しました。

また大好評のジャニーズWEST・中間淳太さんのコーナー「中間淳太の"僕と台湾''」では山本アナが台湾の流行の文創スポットなどをご紹介。趣味のサックスと台湾の繋がりに中間さんが驚く場面も!

なお、中間さんのご出演部分はラジコタイムフリーのみのアーカイブ配信となりますのでお聴きのがしなく!(11月30日まで聴取可能です。)

その他、日台音楽交流コーナー「由起子の台湾音楽あれこれ」、台湾の鉄道旅の情報が満載の「2022台湾鉄道観光旅行年」応援コーナーなど "新たな台湾"の発見が満載です。(※2)

※注1:留意事項、諸条件等は台湾観光局サイト等でご確認ください。

※注2:ポッドキャスト配信では一部お聴きいただけない箇所がございます。あらかじめご了承ください。

そして今回も番組恒例豪華プレゼント企画!

<抽選でお楽しみプレゼント!>

台湾観光局より~日本と台湾同名(同じ駅名)32駅プリント記念タオルと記念切符飾り セットを12名様

〇「台湾と日本を結ぶ鉄道史」(交通新聞社刊)+東武提携記念ステッカー2枚 2名様

〇「パシナ前面展望ビデオ」(パシナ俱楽部制作)1名様

(どんな列車が来るかはお楽しみ!)

〇小路輔さんよりご著書「TAIWAN EYES GUIDE FOR 台湾文創」と「TAIWAN FACE GUIDE FOR 台湾文創」のセット 5名様

 

ご応募はこちら(応募受付は放送終了後からとなります)
ハガキの場合は郵便番号、住所、氏名、お電話番号と番組へのご感想、ご希望賞品名を必ず全て明記の上、〒105-8565 ラジオNIKKEI「21世紀の台湾と日本」係までお送りください。
当選者の発表は商品の発送をもってかえさせていただきます。
締め切りは12月20日(火)(※消印有効)です。※好評につき締め切りを延長しました!

皆様からのご応募お待ちしています!

番組ではリスナーの皆様からの台湾について知りたいことやメッセージを募集しています。
こちらからどしどしお送りください!

またこの番組は過去の放送をポッドキャスト配信で聴くことができます。
パソコンの方は番組HP右側の『ポッドキャスト一覧』、スマートフォンの方は番組HP下の「オンデマンド・ポッドキャストはこちら」をご覧ください。

前回に引き続きゲストの結解喜幸さんから、台湾鉄道の駅あれこれについて解説をいただきました。番組と併せてお楽しみください!

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台湾の都市間輸送と市内交通

台湾の都市間輸送を担う鉄道は、南港~台北~台中~台南~左營(高雄)間を結ぶ台湾新幹線(高鐵)と、台湾をぐるりと一周して台北~台中~台南~高雄~台東~花蓮~宜蘭~台北と台湾の主要都市を結ぶ国鉄・台灣鐵道管理局(台鐵)があります。台湾新幹線に関しては開業以来、途中の新駅(苗栗・彰化・雲林)の開業、台北から南港への延伸はあったものの車両や運転時刻などに大きな変化は見られません。一方、在来線の台鐵は、南廻線・屏東線の一部区間の電化により、台湾を一周する幹線の電化が完成しました。

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特に2021年から2022年は大きな変化があった年で、日本の準急列車に相当する「復興號」が廃止となり、急行列車に相当する「莒光號」用客車のドアを手動で開閉する車両が姿を消し、非電化時代の東部幹線や南廻線のエースとして活躍した「自強號」用の気動車が引退しました。通勤用の電車を含め、車両の新旧交代が推し進められています。

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 現在は高性能で快適な電車が主力になり、1970年代から1980年代の日本の面影を追い求めていた人には残念のものとなりました。でも、非冷房で手動式ドアの旧形客車を整備し、南廻線の観光列車として走らせる試みもスタートしています。非冷房車両なので大きく窓を開け、爽やかな風を肌に受けて乗車するのが心地良く、一時代前の汽車旅を楽しむことができます。古い車両を大切にして、動く鉄道遺産とする点などは日本も見習ってほしいものです。

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 特急車両の近代化は「太魯閣號」にはじまり、スピードアップと快適な空間による居住性の向上が実現しました。さらに増備車として「普悠瑪號」が増備されましたが、極めつけは2021年から導入された日立製作所製のEMU3000形でした。12両編成の特急用電車を50本・600両という大規模なものとなりました。約2年後にはすべての車両が揃い、都市間輸送が快適で便利なものになると思われます。

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写真提供:台灣鐵管理局

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 また、大都市の市内交通もかつては路線バスが主体でしたが、台北にMRTが建設され、路線網が拡大して市内交通の中心的な役割を果たすようなりました。台北駅と桃園国際空港のアクセスもMRTとなり、桃園市内にも路線網を延ばしています。南部の都市・高雄市でもMRTが都市交通の柱となり、2022年には中部の都市・台中市にもMRTが開通しました。さらに新しい路面電車のスタイルとなるLRTが高雄市に続き、観光の街・淡水にも開業。嘉義市などに建設計画が持ち上がり、やがてはMRTとLRTが主要都市の交通手段となる日が訪れるかもしれません。

 そして、台湾新幹線は車両の更新時期が近づいていますので、次にどのような車両が導入されるか興味が尽きないですね。台鐵・高鐵ともに、ここ数年の変化がどのようになるのか楽しみです。