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21世紀の台湾と日本

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アジアフレンドシップシリーズ「21世紀の台湾と日本」今年度も放送!

「21世紀の台湾と日本~台湾ロスを癒そう!台湾満喫ラジオ」 "日本と台湾の交流"をテーマに2000年からお送りしている<21世紀の台湾と日本>。 22年目の今年は、リスナーの皆様から多く寄せられている"台湾ロス"の声を癒すべく、日台交流を様々な角度から見つめていきます。

今年の第2回は" 台湾とSDGs~日台の課題を考える"として、地球環境戦略研究機関(IGES)研究員の片岡 八束さんに今話題の台湾のSDGsへの取り組みなどをわかりやすく解説いただきました。 

また、大好評のジャニーズWEST・中間淳太さんの「中間淳太の"僕と台湾」のコーナーでは、日本でも楽しめる!台湾グルメのお話などをたっぷりお話しいただきました。

なお、中間さんのご出演部分はラジコタイムフリーのみのアーカイブ配信となりますのでお聴きのがしなく!(9月30日まで聴取可能です。)

その他、日台音楽交流コーナー「由起子の台湾音楽あれこれ」、台湾の鉄道旅の情報が満載の「2022台湾鉄道観光旅行年」応援コーナーも"新たな台湾"の発見が満載です。ラジコのタイムフリーやポッドキャスト配信でお楽しみください!

※ポッドキャストは一部番組内容を編集したものを配信しております。予めご了承ください。ラジコタイムフリーでは全編お聴きいただけますのでそちらもご活用ください。

番組恒例豪華プレゼント企画も応募受付中です!

<抽選でお楽しみプレゼント!>
〇台湾観光局より 日本と台湾同名(同じ駅名)32駅プリント記念タオルと記念切符飾りのセット 10名様
〇「台湾と日本を結ぶ鉄道史」(交通新聞社刊)+東武提携記念ステッカー2枚 2名様
〇「パシナ前面展望ビデオ」(パシナ俱楽部制作) 1名様(列車は選べません)
〇TAITRA台湾貿易センターより 台湾紹興酒セット 1名様
〇"漣月庭"より おススメ台湾茶セット  3名様(種類は選べません)
〇朝日新聞出版より "おでかけ台湾in東京・京阪神" 1名様

ご応募はこちら(応募受付は放送終了後からとなります)
ハガキの場合は郵便番号、住所、氏名、お電話番号と番組へのご感想、ご希望賞品名を必ず全て明記の上、

〒105-8565 ラジオNIKKEI「21世紀の台湾と日本」係までお送りください。

当選者の発表は商品の発送をもってかえさせていただきます。
締め切りは10月20日(木)(※消印有効)です。皆様からのご応募お待ちしています!

番組ではリスナーの皆様からの台湾について知りたいことやメッセージを募集しています。
こちらからどしどしお送りください!

前回に引き続きゲストの結解喜幸さんから、台湾鉄道の駅あれこれについて解説をいただきました。番組と併せてお楽しみください!

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台湾鉄道の駅あれこれ

今回は台湾鉄道の駅についてご紹介します。

台湾鉄道の駅には、日本統治時代の大正時代から昭和初期に建築された駅舎があります。

1913(大正2)年3月に竣工した縦貫線新竹駅舎は、当時の台湾総督府鉄道部に建築家として赴任した松ヶ崎萬長によって建てられたものです。

同時期に日本では東海道本線の起点となる東京駅の赤レンガ駅舎が完成しており、約100年の時を経た洋式建築が縁となり、2015(平成27)年212日に両駅は姉妹駅協定を結びました。

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新竹駅舎は台湾の重要文化財に登録され、戦後に取り付けられた駅名板やデジタル時計、中華風の装飾を取り外して建築当時の姿に戻されています。

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縦貫線台中駅は優美な姿の赤レンガ駅舎で、1917(大正6)年3月に竣工しました。2016(平成26)年10月に台中駅は高架化されて役目を終わりましたが、駅舎とそれに続く地上のホームや線路などが歴史遺産として残されることになりました。近代的な高架駅とともに威風堂々とした赤レンガ駅舎が街のシンボルとして輝いています。

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そして、さらに縦貫線を南へ下ると、白亜の洒落たスタイルの台南駅があります。1936(昭和11)年3月に竣工したものですが、台南駅が地下化(現在工事中)されることになり、その去就が注目されていました。日本統治時代から2階にホテル、レストラン(2階は長期間閉鎖)があるという珍しい駅舎でしたが、なんと竣工当時の内装を復元する工事が行われています。地下化されても昭和初期の姿をいつまでもとどめてくれるのです。

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極めつけは、何と言っても縦貫線高雄駅でしょう。この駅には1941(昭和16)年に竣工した帝冠様式の駅舎がありました。高雄駅の大規模な地下化工事のため、2002(平成14)年3月に使用が中止されました。元にあったところから、14日間もかけて82メートル横に移動したのです。そして、再び元にあったところとほぼ同じところに戻されました。どうしてこのような大変な作業をしたかといえば、新しくできる地下駅の玄関口に使用するためだったのです。古いものを愛し、未来へと活用するという素晴らしい考え方が、台湾に息づいているのです。

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また、木造の駅舎も大切に使われています。

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1999(平成11)年9月の台湾中部大地震で倒壊した集集線の集集駅舎は、建設当時の1930(昭和5)年の設計図を元に修復されるなど、駅舎に対する温かい思いやりの心を感じます。

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縦貫線保安駅、日南駅、後壁駅など数多くの木造駅舎が残っていますので、ぜひ訪ねて見てください。

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