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藤島大の楕円球にみる夢

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9月は、浪速のスポーツライター、鎮勝也氏をゲストに迎え、ゴキゲンな関西弁で、大学ラグビー秋の開幕に向けて主要大学チームの注目ポイントと主力選手を紹介していく。

写真/鎮勝也氏(左)。8月27日、アルゼンチン、オールブラックスを破る。藤島氏は、それにちなんで同国に生まれた元選手で元ラグビー専門誌編集長のTシャツを。

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今月10日から関東で、18日から関西で始動する大学ラグビー。今季指導体制が変わったチームについては、重点的に紹介する。


かつて学生王者に4度輝き、伝統校として関西の軸をなす同志社大学は、今季から宮本啓希監督が、母校を率いている。サントリーサンゴリアス(現・東京サンゴリアス)で培った経験を基に、同大の自由で自主性のあるアタック力の復活が期待される。さらに指導者には、元7人制代表の橋野晧介バックス統括コーチやトヨタでプレーした中村嘉樹FWコーチもいて充実している。

関東では、今年から10度の大学日本一を誇る帝京大ラグビー部に、元日本代表FWの相馬朋和監督が就任した。選手層の厚みもあり、今季も優勝を狙う。また、春から日本大学ラグビー部のヘッドコーチに就任したのは、元日本代表主将(68キャップ)の菊谷崇氏。浮上が期待される。各校とも特色を持ち、楽しみになる。

鎮氏は、6歳から大阪ラグビースクールで楕円球を追い、大阪府立摂津高校から立命館大学へ。大学卒業後は、大阪のデイリースポーツ、スポーツニッポン新聞社で整理、取材記者を経験し、記者時代は主に野球とラグビーを取材した。現在は、スポーツライターとして、専門誌「ラグビーマガジン」と関連サイト「ラグビーリパブリック」の「ラグリパWEST」で、関西のラグビー情報を中心に発信している。

もう一つ、番組では、1960年代後半~70年代後半に、日本代表として活躍した小笠原博氏(享年79才)の訃報に接し、在りし日の活躍を偲ぶ。(撮影/松本かおり)

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小笠原博。1943年4月23日、青森県出身。弘前実業高では野球部に所属。習志野自衛隊でラグビーを始め、近鉄の黄金期を支えた。引退後は関西社会人リーグのワールド監督、立命館大コーチを務めた。日本代表キャップ24。183センチ、86キロ。1968年6月3日にニュージーランド遠征で、日本代表がオールブラックス・ジュニア(23歳以下NZ代表)を23―19で撃破したときのメンバー。試合映像が現存しない時代の伝説のロック、小笠原さんを取材したスポーツライターの藤島氏と鎮氏が語り合う。

長年の取材を通じたエピソードの数々を持ってしゃべり倒すゲストの話は、放送枠に収まらず、延長戦は、ポッドキャストにて後日配信する。


▽番組の聴き方:
ラジオNIKKEIは、ラジコのサービスを利用して、PCやスマートフォンなどで全国無料にて放送を聴ける。音楽が聴けるのは、オンエアのみの企画。放送後、ラジコのタイムフリー機能やポッドキャストでも聴取が可能。12日の同時刻に再放送する。動画配信サービス「Paravi(パラビ)」でも後日配信予定。