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藤島大の楕円球にみる夢

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8月1日のゲストは、
コベルコ神戸スティーラーズ所属、日本代表の李承信選手。

スポーツライターの藤島大氏が話を聞く。

今夏のテストマッチで、新たな「日本の10番」として躍動した。6月25日のウルグアイ戦で、後半に途中出場し、初キャップを獲得した。朝鮮学校卒業者で初めて日本代表キャップを得た心境を語る。

また、続くフランス戦では、先発登録されたSO山沢拓也(埼玉)に代わり、試合前日に急遽先発起用を告げられた。2試合連続での先発出場により、第2戦で成長を感じることができたことに、首脳陣への感謝の気持ちを感じているという。持前の「強気」をにじませながら、強豪国とのテストマッチの厳しさについて明かす。また、試合を通じて、神戸のチームメイトの山中亮平の活躍や、SH齋藤直人のリーダーシップに助けられたと話す。試合前後にコーチ陣から掛けられた期待についても教えてくれた。

李承信(リ・スンシン)。2001年1月13日、神戸市生まれの21歳。在日3世で、幼稚園から朝鮮学校に通った。父親と2人のお兄さんの影響で、4歳からラグビーをプレー。兵庫県ラグビースクールで楕円を追った。小中の部活動ではサッカーを経験した。神戸朝鮮初中級学校から大阪朝鮮高級学校に進み、3年時には花園に出場。高校2年時から高校日本代表にも選ばれている。帝京大に進学し、ジュニア・ジャパンの主将としてワールドラグビー・パシフィック・チャレンジに出場したことなどがきっかけで、大学を辞めてニュージーランド留学を決意も、コロナ禍で渡航がかなわず、2020年に地元の神戸製鋼に入団した。神戸加入2年目となるリーグワン元年は、チームの副将を任され、11試合の先発を含む13試合に出場した。キャップ数3。176cm/85kg。

番組では、「ラグビー人生で一番悔しい試合」も振り返る。
自分の環境や起きることすべてを原動力に変えて、成長に繋げている若者の声に耳を傾けたい。



▽ラジオ番組について:

ラジオNIKKEI第1で放送。PCやスマートフォンなどで、ラジコ(radiko)のサービスを利用して全国無料にて放送を聴ける。音楽が聴けるのは、オンエアのみの企画。放送後も、ラジコのタイムフリー機能やポッドキャストで番組が聴取できる。後日配信するポッドキャストは、放送しなかった情報も入った特別版になる。8日の同時刻に再放送する。「Paravi(パラビ)」では9日から動画での配信を予定している。