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藤島大の楕円球にみる夢

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5月1日放送のゲストは、日本ラグビーフットボール協会理事で、女子ラグビーの事業遂行責任者を務める香川あかねさんだ。

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(写真左から香川あかねさんと「全国選抜大会」出場の函館ラ・サールの特製記念シャツを着た藤島大さん)

日本ラグビー協会は、4月に女子の「中長期戦略計画」を発表した。ワールドカップを最短で2037年に招致する目標を示した。国際統括団体の「ワールドラグビー」は男女あわせてワールドカップの開催地を選ぶ傾向となり、日本は男子が2035年開催を視野に入れる。

番組では、女子ラグビー競技の現状と普及目標、そして課題などをお話いただく。

香川あかねさんは1974年2月23日生まれ、東京都の出身。ラグビー好きの父の影響で幼少時から家族そろってスタジアムで観戦をしてきた。早稲田大学卒業後に一度は会社勤めしたが、2000年春に日本協会が職員を募集しているのをインターネットで見つけて応募し採用された。以来、協会では、経理、普及、国際など多部門で経験を重ねてきている。2016年リオデジャネイロ五輪と2021年に開催された東京五輪では女子7人制の総務として代表を支えた。2022年9月までMBA(経営学修士)取得のためアイルランドの首都ダブリンに留学し、12月に資格を手に入れた。この4月から協会では「ディレクター・オブ・ウィメンズラグビー」に就いている。

いま女子ラグビーの人気は強豪国中心に急上昇している。2022年に女子のラグビーワールドカップを開催したニュージーランドでは、自国チームのブラックファーンズが優勝し、記録的な観客数も祝った。つい今年4月29日には、ロンドン郊外のトゥイッケナム競技場で、女子欧州6カ国対抗イングランドとフランスの試合があり、女子ゲームの新記録58,498人の観客を集めた。女子ラグビーは世界的な関心をさらに高めていきそうだ。

女子の国際試合の状況は革新される。今年からスタートする16の女子15人制代表チームが参加する新しい国際大会「WXV」は10月に予定されている。

5月20日には「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ」が開幕。熊谷、秩父宮、鈴鹿、花園の4大会の獲得ポイントで総合優勝を決める。

女子日本代表の今年の活動も紹介する。15人制代表の活動としては、まず5月にカザフスタンで開催のアジアチャンピオンシップに参加する。9月には国内でテストマッチがある。

進化するラグビーは応援しがいもある。スポーツライターの藤島大氏も「試合がおもしろい」と太鼓判を押す。番組では、女子ラグビーの魅力を紹介する。


▽ラジオ番組について:
ラジオNIKKEI第1で5月1日夜6時から全国へ放送。ラジコ(radiko)のサービスを利用して、PCやスマートフォンなどで全国無料にて放送を聴ける。音楽が聴けるのは、オンエアのみの企画。放送後も、ラジコのタイムフリー機能やポッドキャストで番組が聴取できる。8日の同時刻には再放送がある。「Paravi(パラビ)」では9日から動画での配信を予定している。