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藤島大の楕円球にみる夢

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3月4日放送ゲストは、元早稲田大学ラグビー部プロップ、現在はモズク漁師の屋比久健さんだ。
2KAM9218_5.jpg進路が決まったり決まらなかったりする、この季節。
今回取り上げる青春の主人公、屋比久さんは、3浪で早稲田大学ラグビー部に初心者同然で入って、2年で公式戦に出場、3年時には全国大学選手権優勝を経験した。
 
少年は、紫紺のジャージーに憧れていた。中学生の時、沖縄の名護で初観戦した全早慶明戦、明治の重戦車フォワードに圧倒されたのがきっかけだ。
 
1978年4月28日生まれ。沖縄県出身。進学校の沖縄県立球陽高校では、ラグビー部がなくソフトボール部だった。高校卒業後上京して2年ほど働き学費を貯めて、明大に合格するも、競技初心者で入部は難しく進路を転換。さらに1年の受験浪人生活を送る。早大に合格し、部活に属してからラグビーを本格的に始めた。2年で公式戦デビューを果たす。プロップ、172センチ、97キロ。清宮克幸監督のもと2003年度シーズンには、現監督の大田尾竜彦、佐々木隆道、後藤翔太らとメンバー入りしている。
 
2004年3月28日、全早明戦では、明大出身、元日本代表WTB吉田義人の引退試合が東京・秩父宮で行われた。奇しくも、同日に屋比久青年も現役引退で胴上げ。交わるはずのない双曲線が交わった。
 
元早大コーチで、スポーツライターの藤島大氏に、「大学選手権での忘れ去りたい1本のスクラム」、初心者でも公式戦出場の快挙支えた田倉政憲氏仕込みの「スクラム猛特訓」など、幸福なラグビー人生を語る。現在は故郷でモズク漁師をしている。
 
 
▽番組の聴き方:
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