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2016年ノーベル生理学医学賞に、東京工業大学栄誉教授の大隅良典氏(71)による「オートファジーの仕組みの解明」が決まった。
オートファジー(Autophagy)は、細胞内の役割を終えたたんぱく質などを分解し再利用するシステムで、大隅氏がその遺伝子レベルでの仕組みを解明した。
例えば、飢餓状態に置かれた細胞が飢餓を乗り切るために自らの細胞の一部を分解し栄養源とするもので、冬眠する哺乳類の生命維持の原理となっている。
今後、医療分野では、進行性のがんやパーキンソン病治療への応用が期待されている。

尚、詳細は、大人のラヂオでは、11月4日放送「大人の科学」のコーナーでお伝えしてまいります。

大隅良典氏は、
1945年、福岡市生まれ。父は九州大学工学部教授で4人兄弟の末っ子として生まれる。
福岡県立福岡高校、東京大学卒、74年東京大学にて理学博士の学位を取得する。
その後、東京大学助教授、基礎生物学研究所教授、総合研究大学院大学教授等を経て、
09年東京工業大学特任教授、14年東京工業大学栄誉教授に就任。
2012年京都賞、2015年慶應医学賞等を受賞している。

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