「温度センターと触覚センサーの発見による功績(for their discoveries of receptors for temperature and touch)」により、米国の2氏、デヴィッド・ジュリアス氏(David Julius) とアルディム・パタポティア(Ardem Patapoutian)氏にの授与する。
デヴィッド・ジュリアス氏は、米億の生理学者。カリフォルニア大学バークレー校で博士号を取得。現在、米国カリフォルニア大学サンフランシスコ校教授。痛覚の様々な側面に関わるイオンチャンネルを同定し、痛みや熱さを感じる分子基盤を発見した。
アルディム・パタポティア氏は、1967年レバノン生まれ。1986年米国に移住したレバノン系米国人。カリフォルニア工科大学で博士号取得。現在、米ハワードヒューズ医学研究所(スクリプス研究所)教授。細胞の変化にともなうイオンチャンネルが温度感覚、触覚、プロプリオセプション、疼痛感覚、血管収縮調整の役割を果たしていることを発見した。