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テイスト・オブ・ジャズ

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「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、再放送毎週土曜日22:00-、毎週日曜21:30-、などでオンエアー中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.140~ラジオNIKKEIルネッサンス~】

 先週の「ブルーノート・ルネッサンス」に続いて、今度は「ラジオ(NIKKEI)ルネッサンス」とはいささかテーマ選びが安直と思われるかも知れない。確かにそうなのだが「ラジオNIKKEI」のちょっとした変貌振り(ルネッサンス)にいささか驚かされたのもまた事実なのである。

 先日局へ行くと受け付けの壁に「虎の門外の変」と仰々しい張り紙がある。最近radikoのアクセス結果が好調のようで廊下の壁にべたべたと張り紙が出ているので、その類かと思ったがどうも様子が違う。すると局の若手の一人が来て、「今度TOKU(トランぺッター&歌手)が出演するみたいですよ」と聞く。彼は出身学校こそ違え「早稲田ジャズ研」の後輩の一人。ただ彼にジャズの番組で出演を頼んだのはもう2年ほど前のことで、何かの間違いではと思って確かめると、これが「門外の変」の「ジャズ・ナイト」での登場とのこと。この「ナイト」にはあの四谷のジャズ喫茶「イーグル」のマスター、後藤雅洋も出るのだと言う。局にこんな人選をするディレクターがいるとは、ついぞ知らなんだと思い、1週間の「虎の門外の変」の出演予定者を見ると、あの「クレージーケンバンド」の横山剣を筆頭に、ワールドミュージックやポップス、アメ・コミ(アメリカン・コミック)などの専門ライターの名前が多数踊っている。これには少しばかり驚かされたし、こんなキャスティングが出来るディレクターが局にいたとは、これもいささか驚きだった。但しこれは予定であって、実際には横山剣なども登場せず、オン・エアーはスケール・ダウンしてしまったが、制作の面々のこの試みへの心意気や良しで、タイトルもセンスがある。この「変」は5日間ほどの連続放送だったが、その直後に偶然「イーグル」の後藤氏に出会った。彼もこの企画を喜んでおり、担当ディレクターはかつて「ラジオたんぱ」にいたぼくのジャズ研の後輩、岡本郁夫だと教えてくれた。まあ彼ならばこうした企画が出て当然だが、いい意味で彼のセンスが局のディレクターに受け継がれればいう事なしである。

 またこれとは別だがある経済関連番組には「ワーナー・ミュージック・ジャパン」の名物会長、石坂敬一氏も登場し、音楽業界のこれからについて語っていたようで、色々な意味でラジオNIKKEIも今やルネッサンスを迎えつつあるのは、OBとして嬉しい限り。そう言えば今から30年ほど前、石坂氏が東芝の洋楽ディレクター時代、2時間ほどの「グラム(化粧する)ロック特番」で、人気ロッカー、アリス・クーパーのように化粧してスタジオに登場した時にはびっくりさせられたものだが、これも今となっては笑い話の一つ。宣伝の為には何にでもなりきる氏の心意気も立派だったと、今懐かしく思い出されるのです。

【3月2日の番組ゲスト:ベーシスト金澤英明さん】  
オンエア曲
M1「翼」
M2「My Back Page」
M3「Ave Maria」
M4「Reflection In The Water~水鏡~」



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