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テイスト・オブ・ジャズ

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「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、再放送毎週土曜日22:00-、毎週日曜21:30-、などでオンエアー中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.128~早稲田ラグビー等々~】

 12月頭の恒例行事、伝統のラグビー早明戦も終わってしまった。我が早稲田ラグビー部は、最後の最後インジュリー・タイムで明治に逆転負け。大変に残念な思いだし、何とも後味の悪い思いでもあるが、一方の明治は久し振りに対抗戦グループ3校同時優勝。長年の悔しい思いを晴らしたのには率直におめでとうと祝福したい。

 だがそれにしてもだ。この試合なんとも後味が悪いのは、あまりにもこの試合の審判Hのレフリングがひどかったからである。ラグビーは審判批判は厳禁と言う事で、早稲田の後藤監督も試合後の記者会見で、それについては何も語っていないが、相当悔しい思いだったろうし、上田キャプテンも「自信を持っていたフォワードの、あの認定トライで全てが崩れてしまった」と悔しそうに語っていたが、それほどこの判定と最後の最後での明治側のノッコンの故意の見落としは、開いた口が塞がらない程の、ひどい判定だった。普段はレフリングについての質問などほとんどないのだが、この日は記者からもその疑問が出されたほど…。「何であれで認定トライなの…」と言った感じは試合中も感じたものだったが、レフリーがHだと記者会見の席で知り、それでは仕方ないとも思ったものだった。このHには3年前の帝京大との大学選手権の決勝でも、あまりにひどいレフリングをされ、早稲田の選手やファンも、大変に苦い思いをさせられたもので、鬼門になっている男。それもこれも早稲田の不運と諦めるしかないのだろうが、それも含めて早稲田に実力がなかったのは確かだろう。

 それでも今年も早稲田の試合、秩父宮はもとより、菅平や上井草、帝京大の百草園グランドなど、まさにフリークの様に数多く見たものだった。だが僕以上にいい年の爺さんやおじさん、おばさんフリークが多いのが早稲田で、その高齢化現象はどことなくジャズ・ファンにも似ている。もっとも人気のある早稲田でもこんな状態だから他の大学やトップ・リーグのチームなどでも観客は少ない。早明戦はもう35年余り、ほとんど全試合見ているが、最近の観客数の減少にはほんとに寂しいものがある。ましてや今年は早明戦100試合目と言う節目の試合。もう少し客が来てもいいと思うのだが、かつてのあの賑わいには到底及ばない。ワールド・カップも日本で開催されるし、7人制もオリンピックに採用されたと言うのだから、ラグビー協会ももう少し真剣に人気高揚策を考えるべきだろう。ましてや色々と問題を抱えた審判を、最も人が集まる早明戦に起用するなどはもってのほかである。とまあ、憂さを晴らしたところで(Hには真剣に怒っているのですが…)、早稲田ラグビーが大学日本一になり、優勝歌「荒ぶる…」を歌う日が来る日を、切に願っているのです。頑張れ、早稲田ラグビー!


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