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テイスト・オブ・ジャズ

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「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、再放送毎週土曜日22:00-、毎週日曜21:30-、などでオンエアー中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.124~川崎のジャズ・フェス~】

 横浜と神戸。日本を代表するするこの2大港町は、同時に日本を代表するジャズシティーでもある。古くから外国人が多かったこの街は、早くからジャズを受け入れた歴史を持ち、今もジャズが盛んな街でもある。特に横浜は国内最大のジャズイベントとも言える「ジャズ・プロムナード」を実施し、これは20年の長きにわたって続いている。
 
 そんなジャズ・シティー横浜のお隣の町・川崎は、工業都市と言ったイメージで文化の香りはいささか稀薄である。しかしこの町、あまり知られていないのだが、最近は「音楽都市」を標榜し、文化の面にも力を入れている。なにせこの町には、洗足学園と昭和音楽大学と言う2つの音楽大学があり、駅近くには立派な音楽ホールが数多くある。この2つの音楽大学には、それぞれジャズ専攻科があり、優秀な卒業生をシーンに送り出しているのである。それだけにジャズに縁が近い街と言う事で、隣りの横浜に対抗し、音楽都市としてジャズフェスを実施したいという考えは、前からあったよう。それが実現したのは昨年のこと。国内ミュージシャン主体の横浜に対し、川崎は世界一とも言われるスイスのモントリュー・ジャズ・フェスと組んで、その日本版を実現しようと図ったのである。
 モントルー・フェスのメインプロデューサー、クロード・ノブもこの計画には大乗り気で、昨年第1回の「モントルー・ジャズ・フェス・ジャパン・イン・かわさき」が実現したのだが、昨年は東日本大震災の影響ですったもんだあって、なんとかフェスは実現できても、告知などは行き渡らず、関係者もやきもきしたようだ。そして今年が第2回、ようやく本格的に動き出して11月16日~24日まで、川崎市の各ホールでジャズフェスを実施することになった。今年はミッシェル・カミロやリー・リトナー、デビッド・サンボーンなど有名ミュージシャンも数多くステージに登場、面白いフェスが実現できそうなのである。
 
 そこでこのフェスの広報担当の前沢陽一氏をスタジオに呼んで、このフェスの見どころ、愉しみ方などを教えてもらうことにした。「モントルー・フェス」はジャズだけでなく、ロックやワールド・ミュージックのステージも数多く組まれており、かえってそちらの方が主流になりそうだが、「川崎フェス」も本家になぞって、なんとあの60年代ウエスト・コースト・ロックの中心グループ「ジェファーソン・エアプレーン」も登場することになっている。そこら辺も含めて、このモントルー・フェス・イン・かわさき”大いに愉しみなので、前沢氏の話を参考に、ぜひステージに足を運んで見て欲しいもの。放送は11月10日のこの時間です。お楽しみに。


「モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン・イン・かわさき2012」の実行委員・前沢陽一さん(左)と山本アナ



開催概要を掲載したポスター


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