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テイスト・オブ・ジャズ

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「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30+再放送毎週日曜日20:00-20:30でオンエアー。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.58~岡本アイランド~】

 東京在住だとどうしても東京、横浜といった首都圏のジャズ情報しか分からなくなってしまうが、返って地方の方が(ジャズが)熱いといったこともあるようで、特に関西圏の熱心さは群を抜いており、東京などより面白い動きも見られるようだ。そんな象徴が古都、京都。ここには今でも結構な数のジャズ喫茶が長い間続いていたりするのだが、その中心はライブ・ハウス“ラグ”。かなり大きなライブ・ハウスだが、関西圏のミュージシャンが連日出演、東京からも有名ミュージシャンが来京、ステージに登場している。そしてなによりここの凄いことは、自身のジャズ・レーベル“ラグ”レーベルを持っていること。背景には、東京中心だと関西圏のミュージシャンはアルバムを作りにくいことを考え、ジャズ・レーベルを立ち上げたわけだが、ここからは女性ギタリストの安達久美を筆頭に、何人かのスターも誕生している。その一人が同じギタリストの岡本博文

 その彼が新作『ユー・アー・マイ・サンシャイン』を携え、京都からやってきてくれた。アルバムは彼のバンド名“オカモト・アイランド”名義のもので、そのバンド名どおりの心地良いアイランド=リゾート・ミュージックが聴かれる。バンドは彼のギターをメインにしたカルテットで、“モンタ・バンド”でお馴染みのドラマー、マーティー・ブレイシーも加わっており、ゲストには日本を代表するR&Bシンガーの桑名晴子も、顔を出すといった豪華さ。この面子で明るく軽快なフュージョン・タッチのジャズ・サウンドを展開、ブラジルからラテン、更にはあの名曲“椰子の実”までを取り上げており、その快適度はすこぶる高い。自身もサーファーで、関西の海岸でサーフィン三昧と言うだけあって、リゾートに何が合うかを熟知している。暑い夏にはぴったりの彼の音楽とトーク。7月30日の放送をぜひお楽しみに。


ギタリスト岡本博文氏(左)が今回の番組ゲスト。


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