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テイスト・オブ・ジャズ

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「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日19:30-20:00(再放送毎週日曜日20:00-20:30)好評放送中です。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.36~カーネギー・ホール~】

 カーネギー・ホール。NYにあるこのホールは恐らく世界で最も有名な音楽ホールだと思われる。ぼくも今から…十年前、初めてのNYジャズ・ツアーの折、このホールを訪ねその荘厳さに心打たれたものだった。このホールはもちろんクラシックの殿堂で、多くの有名な音楽家達がここでコンサートを行い、ある意味クラシックの究極の発表場所でもある。

 このカーネギー・ホールには大小4つほどのホールがあるようだが、その大ホールではクラシックの名演奏家以外、ジャズ界でもマイルス・デイビスやMJQ、キース・ジャレットなどのスーパー・スター達もこのステージに登場している。やはりこのステージは彼らにとっても晴れの場所だけあって、殆どがここでのライブ・アルバム『アット・カーネギーホール』を残しているほどである。大ホール以外は貸しホールとなっているようだが、予約は1年ほど先まで埋まっており、なかなか取ることが出来ないようだが、その小ホールで幸運にもコンサートを行なったピアニストがいる。

 大崎龍治。早稲田大学のジャズ研の後輩でもある彼は、ジャズ・ピアニストでコピーライターと言う二束のわらじをこなす才人。昼はコピーをそして夜はジャズ・ピアノをこなす生活がもう30年余り続いているとのことだが、彼がカーネギー・ホールでコンサートができるのはまさに偶然のこと。彼の高校の同級生でNYでは有名な投資コンサルタントである神谷氏が、彼をNYに呼んで、カーネギー・ホールでコンサートが出来るように、全てのセッティングを行なってくれたのである。持つべきは良き友。彼のおかげでカーネギーでコンサートを開き、レコーディングもNYで行なった大崎君は幸せ者である。その彼のNY体験などはこの2月26日の“テイスト・オブ・ジャズ”の時間で聞くことが出来る。少し遅咲きのジャズ界シンデレラ中年のお話聴いてやってください。


大崎龍治さんと山本アナ



【お知らせ】
『Blues For Carnegie』 大崎龍治トリオ+増尾好秋

ギタリスト増尾好秋を迎えた、大崎龍治のファースト・アルバム。2009年6月27日夜の「カーネギーホール・コンサート」で演奏されたオリジナル全10曲をスタジオ録音。

詳細は以下まで
『Blues For Carnegie』 (定価¥2,375)



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