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テイスト・オブ・ジャズ

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「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日19:30-20:00(再放送毎週日曜日20:00-20:30)好評放送中です。番組進行は山本郁アナウンサー。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.22~台湾事情~】

 11月の初めに1週間ほど台湾の台北に行って来た。と言っても私的な旅行ではなく、仕事である。台湾経済文化代表処(大使館に当る)の後援で、まる11年目を迎えた台湾と日本との友好・交流を図る特別番組“21世紀の台湾と日本スペシャル”の取材である。

 この特番、年に1~2回放送しているもので、回数的にはもう15回を越える。局の連中は余り評価していないが、これは結構凄いことで、まず一国の大使館が10年に渡って資金援助を含め、民間放送局の番組を後援し続けるなどと言うのは、まさにレア・ケース。当然ラジオNIKKEIでもそんな例はこれまで一つも無いし、他局でも殆ど聴いたことがない。まあスタッフ同士では、かなりな信頼関係が出来上がっているおかげなのだが(それを維持する努力は大変だが…)、局の連中は個人の趣向ぐらいにしか思っていないようなのは、実際のところ残念なこと。まあこれもプロデューサーの人望の無さによるものと、いささかあきらめの境地でもあるのだが…。

 さて今回はテーマが、松山空港~羽田空港の直行便就航と台湾初の国際博覧会=台北花博開催で、これを中心に取材した。松山~羽田直行便は実に便利で、ラジオNIKKEIから台北の中心街まで3時間余り。便さえ選べば日帰りも可能になった。ただ松山機場は、東京で言えば新宿あたりにある住宅密集地。以前の香港啓徳(カイタック)飛行場のように、人家の直ぐ上を飛ぶので、スリルが有りすぎでいささか怖くなる。

 一方花博はオープニングから取材したが、よく人が入っていた。特番の取材は毎日夜遅くまでなので、今回も台北ジャズの中心地“ブルーノート”をのぞくことは出来なかった。いつも機会を逃してしまい、これまで一度も入ったことがない。ただCDショップは幾つか覗いてみたが、思ったよりも頑張っている感じ。一時はばたばたとショップが無くなっていったが、台北一のモダンな書店“誠品書店”(ここは本当に素晴しい書店)の地下のCD売り場などは、日本にも負けないほどの品揃え。結構面白いジャズ作品を、お手ごろ価格で売っていたので、5枚ほど買ってしまった。わざわざ台北で、ジャズ・アルバムを買うことも無いのに…などと思いながらも、やはり手が出てしまうのですね。悪い癖です。


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