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テイスト・オブ・ジャズ

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「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日19:30-20:00(再放送毎週日曜日20:00-20:30)好評放送中です。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol④~ライブ・スポット夏の陣~】

 この所良く言われていることだが、アルバムが売れなくなっている。NY在住の長い友人によると、同地ではもうCDショップと言うものを殆ど見かけなくなってしまったと言う。音楽聴取の一大変化が起こりつつある訳で、その動向から目が離せないし、昔通った中古レコード・ショップが今どうなっているのか、それも大いに気になる所…。
 
 さてこのようにアルバム・セールスは駄目なのだが、ライブ・ハウスは意外と盛況のようで、今年もまた東京のジャズのメッカ“ブルー・ノート東京”では、ブラジルやラテン・ジャズなど、夏向けの楽園音楽の特集を組んでいる。そんな中で最も注目の一つは、ここ数年“BN”の常連になった感じもある、ピアニストのオマール・ソーサの8月の公演。
 
 キューバ出身の彼は母国を出てメキシコ、アフリカと渡り,今では欧州に拠点を構え活躍しているが、その軌跡どおりにその音楽もキューバを中心にアフリカ、スペイン、ブラジルなど様々な要素が加わった、汎ラテン・ジャズ・サウンドで、ワールド・ミュージックのある典型ともいえる素晴らしいもの。最近のジャズは、ジャズが元々持っていた拡散性を否定して、こじんまりと纏まってしまうものも多いが、彼の音楽はジャズ本来の伸びやかさ、大らかさ、そして垣根の軽々と乗り越える越境性など、ダイナミックで力強く、心優しい。そうした彼の音楽。人間性などについて、“BN”の広報、原島“元気”女史にお話しいただいた(7月10日放送)。   

 7月24日の番組では、ジャズトランペット奏者の原朋直さん、松島啓之さんをお迎えしてお送りします。


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