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テイスト・オブ・ジャズ

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「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、再放送毎週土曜日22:00-などでオンエアー中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.169~イスラエル出身のお客さん~】

 このところどう言う訳かNYからのゲストが増えている。日本人、外国人などNYを本拠地に活動を展開しているミュージシャンやシンガーなどが、色々なつてで出演を申し入れて来て嬉しい悲鳴でもある。今NYのジャズ・シーンで一番目立つのは、イスラエル出身の面々。クラリネットで斬新なサウンドを送出する女性の強者、アナ・コーエンなどのコーエン・ファミリー、ベーシストとして注目のアヴィシャイ・コーエン等々、白人ジャズの新しい波はこのイスラエル系ミュージシャンとも言われるほどで、半年ほど前に彼らと並ぶ注目株、シャイ・マエストロも来日公演の合間にスタジオを訪れてくれた。そして今回、「東京ジャズ」の屋外ステージに初登場した関係で我が国を訪れているイスラエルの若きギタリスト、ヨタムことヨタム・シルバースタイン。


 彼はまだ30才を少し超えたばかりの若さで、イスラエルからNYに移って8年余りだが、今やNYのジャズ・シーンでも注目の存在になっているらしい。ロイ・ハーグローブ、パキート・デリベラなどの大物に可愛がられており、アルバムでは彼らも顔を出してくれている。ジャズ王道のバップからロック・タッチ、イスラエルの民謡、アラブ系サウンド、そしてブラジルものまで、なんでもござれの起用なギタリストで、一つの枠に縛られるのではなく、やりたい音楽を好きにやって行くと言う自在なスタイル。実に伸び伸びとした明快なサウンドが魅力的。新作はブラジルを代表するギタリスト、トニーニョ・オルタなど、ブラジルの有名なミュージシャンが数多くゲスト参加した美しい音世界が聴かれる。

 「どうして今イスラエルのミュージシャンに注目が集まっているの...」と聞くと、彼も「その質問良く受けるのだが、それはミステリーで答えは判らない。ただイスラエルと言う国の複雑さが微妙に影響して居るかもしれないね...」とのこと。若々しくハンサムな彼は、クラブなどで人気も集まるに違いない。

話題のイスラエル・ジャズについては、この秋にでもジャズ特番を組んで取り上げてみたいとも思っているが、このヨタムのギター・サウンド、秋の夜長にピッタリな心地良さなので、ぜひ一度その音に触れてみたらどうでしょうか...。

【今週の番組ゲスト】サックスプレイヤーの浜崎航さんと、ピアニストの松本茜さん。
お二人は今「BIG CATCH」というプロジェクトを組んで活動しています。
第一弾アルバム『BIG CATCH』から オリジナルの4曲
「BIG CATCH」
「HIDING PLACE」
「JJ」
「MISS SUNSHINE」
をお届けしました。























アルバムのイラストは松本さんが描いたんだそうです!
頂いたアルバムに直筆イラスト&サインを書いて頂いたんですが
プロデューサーに横取りされてしまいました(涙)

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