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テイスト・オブ・ジャズ

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「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、各曜日で再放送中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.264~追分通信2015「カフェ・グルマン」祝4年目突入】

 7月の末から信州追分の山荘に来ている。今年も7月半ばからこちらに...と考えていたが、台湾関連特番等々色々あってこの時期になってしまった。猛暑が続く東京を離れると流石にいくらか心地良いが、それでもこの高原の地も暑いことには変わりない。ここ数年は「軽井沢ジャズフェス」コンサート評書きで、7月末の週末は終わってしまっていたが、今年はそれが無くなった為、日曜日は追分宿のお祭り「追分馬子唄道中」を楽しんだ。追分の古本屋「追分コロニー」、そして軽井沢の文化施設になった感のある「油屋プロジェクト」も順調に進んでいるようで、御主人の斉藤さんには祭りの担当で忙しいため会うことは出来なかったが、やり手のおかみさんとは少し話をした。いつもは閑散としている追分通り(電柱が無くなり美しい景観)も、この日ばかりはかなりな賑わいだった。

 
この追分の山荘に来ると、早朝の我が老バカ犬を連れての散歩が日課。御影用水わきの遊歩道を歩いていると、2匹の犬連れのご婦人とすれ違う。すると「小西さん...」と声を掛けられる。ぼくの御ひいきの用水脇の「カフェ・グルマン」の御主人平井さんの奥方。彼女はフランス語通訳としてもバリバリ仕事をこなすワーキングウーマン。挨拶を交わすと「今、土日は夜も営業しているから是非いらっしゃいよ...」とお誘いを受ける。ぼくも7月中はバカ犬と2人だけ。夕食を自分で作るのも面倒だしと思い、早速そのお誘いに乗ることにした。

 
この御影用水では何と言っても気になるのが、あの3羽のはぐれ鴨達。どうやら用水工事で可哀そうに3羽とも野垂れ死にしてしまったようで、用水散歩もつまらなくなったと思っていたが、居ました、多くの鴨達が...。用水の上流~下流にかけて3チーム、全部で17~18羽ほど。その多さにびっくりしてしまいました。まああのはぐれ達のように用水に住み着いている訳ではないだろうが、また用水散策の楽しみが増え一安心。

 
夕方からは「カフェ・グルマン」の夜の部に参加。「週末には夜も営業していることがまだ知れ渡って居ないみたいで...」と御主人の平井さん。客ももう一組だけだったが、3年ほどかけて全て自分で手作りしたユニークなドーム・ウスの建物。軽井沢随一とも言える用水越しのお山(浅間山)の眺望。それ以上に素晴らしいのが、フランスで本格修行した娘さんのガレットやクレープなどの抜群料理。いつもはビールで過ごすのだが、今日は本格的料理を...と言うことで、娘さんのお勧めと言うトマトとズッキーニに豚肉などの具材を詰めてオーブンで焼いた料理(正式には「ファルシ・プロヴァンサル」と言うようだが)、これも素晴らしく美味しかった。

 
この他お勧め料理も続々で、それらは写真のメニューを見てください。外資系広告代理店を辞めてこの地でお店を開く決意をし、自力で店舗を作り上げた平井さん。全く頭が下がるし、お店も3年目を過ぎ遂に4年目に突入と聞く。祝4年目と言う感じで、いつかはこのお店でジャズライブをやりたいもの。東京のジャズミュージシャン達やジャズ仲間達にもそれは伝えてある。早くしないとお前が逝ってしまうかも知れないぞ...、脅されてもいるのだが、それもまたロートルの愉しみの一つなのです。
 
軽井沢や上田、佐久など東信を訪れる機会があれば、ぜひ一度お店に立ち寄って見てください。応援団の一員として「カフェ・グルマン」の料理、接客、景観、お勧めですよ。
【今週の番組ゲスト:名古屋を拠点に活動しているピアノトリオ『ディア ブルース』のピアニスト中嶋美弥さんとベーシストの名古路一也さん】
M1『Funky Blues』
M2『Afro Blue』
M3『Raindrops keep falling on my head』
M4『Birdland』


























↑カフェ・グルマン外観





←ファルシ・プロヴァンサル

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