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テイスト・オブ・ジャズ

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テイスト・オブ・ジャズ」は、毎週木曜22:30~23:00(本放送)と金曜18:30~19:00(再放送)で放送中。番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.576~信濃追分2021夏】

 信濃追分~軽井沢の夏はやはりコロナ禍の影響か、もう2年越しで人出はそう多くはない。追分の山荘に来ると健康維持の為、毎朝ウオーキングを行っているが、早朝山荘を出て御影用水沿いの散歩道から越生学園のグランドを回る、全体で1時間弱、8000歩程の結構高度差もあるウオーキング。その最大の愉しみはなんと言っても、用水に集う鴨の群れを見ること。例年は500メートルほどの用水の各所に散らばって、幾つかの群れが点在するのだが、今年は用水の開口口(その上は小川になっている)に20数羽が群れており、その他には一羽も見掛けない。今までにこんな例は見たことない程に珍しいこと。鴨の群れもこのコロナ禍、そしてその禍々しさを...予感しているのかも知れない...。

 ところでこのコロナ禍が生み出した大きな社会変化、その一つが在宅勤務だと言えよう。その影響をもろに受けたのが、軽井沢及びその周辺の東信地域の市町村で、在宅勤務が始まると共にこの地に居を求める若いサラリーマンも増え、森や林が伐採され宅地に変わっていると言った例も数多い。我が山荘の周辺も知らぬうちに3件ほど住居が立ち、どうもそのいずれもが首都圏からの移住者のようである。旦那は朝早くから東京に新幹線通勤と言った感じだが、軽井沢から東京駅まで1時間強、東京やその周辺に住んでいても通勤にその位時間が掛かる人もざらだけに、時間的には決して厳しいものでは無い。だが何と言っても大変なのは通勤費~定期代だろう。まあぼくのような無職のチャンジーには到底無理なのだが、ここら辺に住まいを移すような方々は、若くても高給取りだろうから、そんなことは少しも心配していない筈。最近では高崎辺り迄ならば、通勤費を補助すると言った企業もかなりあるとも聞く。時代は大きく変わったものである。
 
 そんな軽井沢にこの4月に居を移した一人が、かつての局に務めていたこともある後輩女性。彼女から誘われて先日、その家を訪ねてみた。彼女が当時のラジオたんぱ局員だったのは、もう20年以上も前のこと。この時はどうしたことか、3人の新入局員が全員女性と言う珍しい代だった。全員4~5年で局を辞めてしまい、今は全員が結婚し仕事を持ちながら子育て中といった情況。その中の一人は、台湾人の旦那とオーストラリアのTV局で働いており、もう一人は医療系出版社勤務、そして残る一人が、証券会社などを経て今は軽井沢移住し、大学関係の広報の仕事などを行っている...と言った具合。彼女達は在局中には、何回か追分の山荘に遊びに来たこともあり、結構この追分の地が気に入っていた様子。まあそんなこんなもあり、その内の一人が旦那を説得、2人の子供の通学なども考慮し、新学期直前の3月に中軽井沢の地に居を移した次第。ぼくも良く通う軽井沢を代表するスーパー「ツルヤ」からほど近い畑と林に囲まれた、静かな地にある2階建てのテラス付きの一軒家。中古物件を完全リフォームして住んでいるとのことだが、居心地良く住みやすい家で、2人の娘達も伸び々と実に愉しそう。旦那の方は軽井沢からの通勤、最初は少し疲れたし戸惑ったとも聞くが、ゆったり座って通勤できるので、パソコン作業や読書などかえって時間を上手く使えるとのこと。在宅勤務もあるので通勤問題さえ解消出来れば、間違いなく生活にも最高の環境。隣の畑を少し借り受け、野菜も作ったりしているとも言い、自身も含め娘達もこの地に移って喜んでいたと、彼女は語ってくれた。
 若い々と思っていた彼女も、小学生の子供がいると言うそれなりの御年。時は経つのは本当に早いもので、チャンジーのぼくなどは最早消え去るのみ...かも知れないが、まあ無理の無い範囲で、恬淡とやっていくつもりです。よろしくお付き合いの程...。

【今週の番組ゲスト:ジャズヴォーカリストの高樹レイさん】
『Live!! in Jazz 2004』より
M1「Thought About You」
M2「Fools Rush In」
M3「Love for Sale」
M4「Here's That Rainy」


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