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テイスト・オブ・ジャズ

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テイスト・オブ・ジャズ」は、毎週木曜22:30~23:00(本放送)と金曜18:30~19:00(再放送)で放送中。番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.574~ジャパン健闘す】

 季節は初夏、こんな時期にラグビーの話題とは...などとも言われそうだが、今年は別もの。日本ラグビーの頂点、桜のエンブレムを身に着けた我がジャパンチームが、なんとあの英国連合軍=ブリティッシュライオンズと対戦することになったからなのである。ぼくも半世紀ほどラグビーの試合を見続け、早稲田ラグビーだけでなくジャパンの試合も結構見ているのだが、まさかあの4年に一回だけ組まれるスペシャルユニット=ブリティッシュライオンズと、本当に対戦できるようになるとは...。ファンとしてはもう感激の極みと言った感じで、この対戦J-スポーツの中継を夜中まで見続けてしまった。

 この英国連合軍は南半球の3大強力チーム、オールブラックス(ニュージーランド)、ワラビーズ(オーストラリア)、スプリングボックス(南アフリカ)の3か国のナショナルチームと遠征対戦するため、四年に一度組まれるスシャルユニット。このチームに選出されるのは、ラグビー発祥の地=英国(イギリス)でも最も名誉なこと。この誇りあるチームとジャパンが対戦出来る...などと言うのは、一昔前までならばまず考えられないことだった。しかし「ブライトンの奇跡(ワールドカップで南ア軍を撃破)」、そして一昨年の日本で開催されたワールドカップでのジャパンの快進撃...、これらが強力な後押しとなって、南アフリカ遠征に向かうブリティッシュライオンズの遠征前哨戦の相手としてジャパンが選ばれ,この栄えあるテストマッチが実現したと言う次第。 

 ラグビーファンならば興奮せざるを得ない曰く付きとも言えるこの大試合、当然見逃す訳には行かず、深夜まで食い入るように見続けたのだが...。実際のそのビッグマッチ、全英軍はかなりな地力の持ち主だけに、前半にかなりな点差が開いてしまい、これはいつもの負けパターン、ずるずると点差が開いてしまうと思いきや...、ところがさにあらずで、なんと後半に投入された初めてキャップ(ジャパンの登録メンバー)獲得の若い面々が活躍、かなり面白い試合へと立て直してくれたのだった。

 その中心が我が早稲田ラグビーのキャプテンを務め、大学選手権優勝を勝ち取ったスクラムハーフ(SH)の斎藤直人。彼とは早稲田のグランドで何回か話をした仲だけに、その活躍ぶり嬉しい限り。彼を中心に良くこの強力チームに食い下がったものと感心しきりだった。そして1週間後に今度は宿敵アイルランドチームとのテストマッチ。前の試合での働き振りが認められ、斎藤も先発に抜擢され、試合はハラハラドキドキ、2転3転するシーソーゲーム。結果として惜敗してしまったが、ワールドカップでのジャパンの躍進が、フロックで無いことを証明付けたような好内容の試合で、斎藤もトライを挙げたのだった。相手に点を献上するミスもあったが、全体には初スタメンとして上々の出来栄えで、その将来を嘱望できる。
 久方ぶりのテストマッチだったが、またまた世界中にその力量を印象付けたことは間違いない。それにしてもフランスとニュージーランド、世界の第1線で大活躍している、松島と姫野。この2人の実力派は素晴らしい存在。実力はまさにワールドワイドもので、惜しくも姫野は試合前脱落、一方の松島も試合中けがで退出、共にアイルランド戦は残念な結果だったが、今後の活躍振りが大いに期待出来るもの。頑張れジャパン!...、ジャパンのメンバー全員に熱いエールを送りたい。

【今週の番組ゲスト:ピアニストの永武幹子さん】
Into the Forest』から
M1Epistrophy
M2Clover2
M3Along with You, Sunnyman 
M4Prologue- リーベの舟唄」
M5Grotta Azzurr

 

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