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テイスト・オブ・ジャズ

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「テイスト・オブ・ジャズ」は、毎週木曜22:30~23:00(本放送)と金曜18:30~19:00(再放送)で放送中。番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.635~台湾特番~】

 今年も特番「21世紀の台湾と日本~台湾ロスを癒そう、台湾満喫ラジオ」を放送することになった。この2年間はセミレギュラー企画で放送していたが、今年は年3回、1時間半の長尺特番と言うことになり、その1回目の放送は7月18日・海の日の午前中、9時からの放送と決まった。この台湾特番は今年で22年目、実に長い間良く続いているものである。流石に20数年という長期番組だけに、番組企画もかなり厳しいうえにこちらもチャンジー・プロデューサーで余り無理もきかない等々...、悪い条件が重なりどうしようかな...と思案していた矢先に、長年協力してくれている台湾経済文化代表処(台湾の大使館相当)の広報のトップ=局長さんが今年の初めに、番組スタート時の広報部係長で大変お世話になった、昵懇のO女史に変わった。そうなればその栄転を祝し、今回も是非特番を...と言うことになったのだった。

 1時間半の特番、それも現地の台湾には行けず日本国内だけで内容を作り上げる...と言うことで、特に3回分のメインテーマ(30分強)の設定には頭を悩ましたが、色々な台湾通の識者などのアドバイスも入れて、初回は「日本と台湾の友好関係を巡って~これ迄とこれから」と言うことに決め、2回目はいま世界中で話題になっているSDGSを特集、「台湾とSDGS~その成果と課題」と言うことにした。台湾とSDGSなどあまりピンとこない...とおっしゃる方もいるかも知れないが、台湾は東アジア随一とも言える程SDGSに積極的に取り組んでいるのである。そこをクローズアップしようと言うもので、ラジオ・テレビ業界では恐らく初めての試みかも知れない。まあこの2回分は良かったのだが、3回目のメインテーマには悩まされた。色々な台湾通の方達とも話してみると、台湾で今一番興味あるものとして異口同音に語ってくれたのが、創=リノベーションというテーマ。これは温故知新とも言いかえることが出来るかも知れないが、古き良きもの・ことを現代に旨く生かす...と言う精神。その代表例が日本統治時代のたばこ工場やビール工場などを、現代的な文化スポットへとリノベーションする~これらは「文創園区」と呼ばれ、台北市にも今次々に立ち上がっており、まさに伝統建築とモダンな内装が旨く融合され、温故知新の精神を実現しているのである。その精神や実際を紹介する...という興味深いテーマに3回目は決定、上手いことにそれに深く関わっている日本人の方も見つかり、目出度し目出度しと言うことになった。

 この特番の取材で、今各地で数年振りに開かれている台湾フェアーにも行ったが、どこも満員の盛況で来ている人たちも、口々に台湾ロスの言葉を発していた。多くの人達が色々な意味で台湾を味わいたいのである。初回7月18日の放送では、日経新聞の台湾支局長に台湾情勢をTEL取材したり、ジャニーズの人気ユニット「ジャニーズ・ウエスト」のメンバーで、台湾にルーツを持つ中間淳太君も登場、「ぼくと台湾」を語ってくれる。ぼく個人も古くからの知り合いでもあるジュディー・オングさん(台湾ルーツ)も、日台友好メッセージをくれたり、東京の台湾を探るレポートなどもあり、台湾ロスを癒すには格好の内容になっている。
 その上リスナープレゼントも、台湾観光協会など多方面からかなり沢山集まっており、期待できると思います。7月18日の台湾特番、台湾に関心のある方は是非聴いてみて下さい。

【今週の番組ゲスト:ベーシスト吉野弘志さん】
『無伴奏ベース組曲〜Prelude to Isfahan』より
M1「牧歌 」
M2「All The Things You Are」
M3「半分の月 la mitad de la luna」
M4「Rumeli Karsilama」

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