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テイスト・オブ・ジャズ

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テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、各曜日で再放送中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.358~GWの追分周辺は...】

 GWは追分の山荘に居た。4月30日から
1週間以上、かなりたっぷりとした休暇だったが(まあ東京にいても毎日がほぼ日曜日とも言えるのだが...)、車の渋滞など混雑を極める軽井沢の街方面に出ることも無かったし、事故の後の療養中で(調子は絶不調...)まず喫緊の問題をクリアーしないとならず、連日山荘周辺の東信地域(軽井沢、佐久、上田等々)の温泉巡りが今回の主行事だった。この地域での温泉のお勧めは先ずはこのコラムでも再三登場の温泉水も汲める上田市郊外の室賀「ささらの湯」。続いては以前毎日新聞にも紹介記事を書いた小諸市郊外の布引温泉。この2つがマイベスト温泉だが、この軽井沢近辺では何と言っても車で1時間ほどの草津温泉とすぐ隣の万座温泉、この2つがビッグ2。だが現地に行くには高い山超えをしないとならず、かなり大変で頻繁に足を延ばすことも叶わない。そのため近場でのお勧めは上記の2つの他に、泉質の素晴らしさで佐久市望月の春日温泉、上田市のお隣青木村の田沢温泉、この2つの老舗温泉(平安時代から続くとも言われる)になる。室賀温泉と布引温泉には今回特に熱心に通ったが、果たして交通事故の療養に好いのかは今でも判然とはしていないが...。

 
ところで今年のGWは全体的に天気にも恵まれ、軽井沢周辺も天気晴朗で快適な休暇週間だったが、肝心の人出は中心街近くに行ってないのでしかとはしない。ただ周辺の車の混雑ぶりからも相当な数が出ていたことは窺える。今回のGWは半ば頃から3日ほど娘夫婦が山荘に泊まりに来ており、色々と周辺を案内させられた。まず2人が行きたいと言ったのが、GW中に開催されていた恒例の佐久市國際バルーンフェス。これまでも数回イベント会場には行ってるのだが、到着時間が遅く既にバルーンは飛んでいなかったり、また強風で飛ばなかったりと、多くのバルーンが飛翔している所をまともに拝んだことは無かった。それだけに娘夫婦と共に早朝5時半に山荘を出発し、バルーン会場の千曲川河川敷に向かったが、会場到着が朝の6時半でも既にバルーンは30機程が天空に舞い、実に幻想的な風景で見事な限りだった。ぼくもこれほどの数のバルーンが舞うのを間近で見たのは初めてのこと、感激の光景でした。早朝にも関わらず多くの人達が河川敷会場に集まり熱心に声援を送っていたが、流石に佐賀と並ぶ正式な国際バルーンコンテストだけあり面白い競技ではあるが、こちらは競技ルールも分からぬ素人。ただただ空漂うバルーンの美しさに感激していただけでした...。

 このほかにも
娘夫婦を色々な店に連れて行ったが、肝心の軽井沢のお店には混雑も考え行かず仕舞い。この軽井沢で皆様に是非お勧めしたいのは、ぼくが自称応援団を務めている「カフェ・グルマン」。元広告マンのマスター平井氏が3年ほどかけてコツコツと手作りした個性的なお店、そしてフランス修行した娘さんの手作りキッシュなどの軽食、そしてテラスから御影用水越しに見るお山(浅間山)の見事さ、何は置いても軽井沢に来たら是非行ってみる価値ありのお店です。場所は街の端でいささか遠いですが、追分にあります(正式には御代田町ですが)。そしてもう一つ、こちらは軽井沢のメインに位置するランチ店のペンション「星の子」。ハンバーグやフランクフルトなど数種類のランチがあり、値段は何とワンコイン=500円。数年前に知り合いからこの店(ペンション)の存在を教えてもらって以来、中軽井沢に出る時は必ずここによるほどの御贔屓。軽井沢の町役場の裏にあり道のりはいささか分かりにくいが、そのぶん味、コストパフォーマンス等言うことなし。カナダ人の旦那に威勢の良いカミさんで切り盛りしている林間のペンションだが、今ではそのランチによって別荘族などにも大人気の店。夜はなかなか高価なステーキなどを出すようだが、ランチはコスパ最高の旨いメニュー揃い。一度行くと病みつき間違いなしです。
 
 
この他軽井沢を除く東信地区でぼくのお奨め店(保証済みの店ばかり)は、先ずウナギの依田屋。しなの鉄道・田中駅近くのこのうなぎ屋も絶品。地元ではかなり良く知られた銘店だが、惜しむらくは全国区になっていない。値段もさほど高くなく味は絶品。山荘に友人などが来ると一度は連れて行く店で、誰もが感激してくれるが、最近はぼく自身の財布事情が芳しくなく余り行っていない。ウナギでは長野県で最高点献上のお勧め店です。同じ田中駅(東御市)から丘の道を上がり、浅間サンラインにぶつかると、ここには焼肉の名店がある。七輪亭。ここも人気の店で好評に応え数年前には松本市にも支店を出している程。味の良さに加え店のロケーションの良さもあり眺望も抜群。上田市を含む塩田平が一望出来る。そしてもう一軒、これは殆んど話題にもなっていないラーメン店なのだが、上田市の郊外にある「寿分」。ここが上田市の数ある(いや東信州でも...)ラーメン店の中でも抜群の旨さ。どうしてタウン誌などで評判にならないのか本当に不思議でもある。ここは「ささらの湯」に向かう途中にあるお店、街の外れに位置しておりそのロケーションで大分損をしているのだろうが、丹念に古き良き時代のラーメンの味を再現しており、一度食べると病みつきになること請け合い。ぼくも手打ち麺と言う看板に惹かれ偶然入ったのだが、温泉探索の途中や菅平でのラグビー観戦の後に、友人達を連れわざわざこの店を訪れることもしばしば。この店も感激の声多々で、口うるさい娘夫婦も「うまい」を連発していた。まあこうしたぼくの軽井沢&東信お勧めの店情報は、今度改めてまとめて書き記したいなーと思っています。

 こんなGWだったのでCD整理を済まそうと意気込んでたものの体調不調の為叶わず、余りアルバムも耳にしていないのだが、たまさか机乗っかっていたフランスの中堅ギタリスト、シルビアン・リュックのソロアルバム『アンブル』が思いのほか良かった。自身のオリジナルや「いそしぎ」「オール・ブルース」等の有名曲をソロギターで綴ったもので、もう10年以上前の作品。好アルバムを出すことで定評のあった「ドレフィス」(今はもう会社を閉めたが)から出されたもの。こうした作品がCDの山の中から見つかる辺り、もう少し真剣に自身の在庫盤を聴く必要があるなと、痛く反省しました。それにしても事故の後遺症、早くどうにかならないものですかね...。これまでの行いのせいかも知れませんが、頗る不調だけにせっかくのお休み、残念ながらお愉しみ全開とは行きませんでした。
【今週の番組ゲスト:ジャズヴォーカリストの山口葵さん】
 Swing in Strings』から
M1Charade
M2Stolen Moments
M3「黄昏のビギン」
M4Lover, Come Back to Me
M5The Girl From Ipanema

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