【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.782~追分通信春景25~】
ぼくみたいなほぼ毎日が日曜日と言った感じの、チャンジー(爺さん)族にとって、GWの大型連休などは余り関係が無いし意味もない。しかし局員として会社勤めも長かっただけに、関係ないと言ったGWもいざとなると、何か落ち着かない...と言うか、何かそわそわとした気分に捉われてしまう。どこかにコンサートでも...とか展覧会見物にでも...等と、結構気もそぞろになってしまい落ち着かないし、余計な金も出て行くといった悪循環に陥ってしまう。
...と言うことで今年もまた、この期間は追分の山荘に籠ろう...と言うことにしたが、うちのは用事があると言うことで、来れるのはGW後半だと言う。それならば今年はこの長い休日がスタートする前から、一人で山荘に向かうことに決めた。2年ほど前に年齢的なこともあり車を払ってしまったので、最近は山荘暮らしも大変で、日本一と思っているスーパー「ツルヤ」に買い物に行くにも、車が無いので難行苦行。町内循環バスとウーキングを合わせてなんやかんやで1時間半ほど。歩数にして1万5千歩近くで、体に良いことこの上なしだが疲れることもまたこの上無し。老体には本当にこたえる大仕事なのである。但し本当に本数の少ない循環バスを待つ、忍耐力は以前にも増したとも思える。まあ良し悪しではあるが...。その上これもある事情で山荘のオーディオ装置や2千枚以上あったCD、アナログ盤などもほとんど処分、今残っているのは引き取り手の無かった数十枚ほどで、ジャズ三昧も叶わず淋しい限り。
ところで以前にもこの追分通信で書いたが、この軽井沢の端っこの追分地区と隣接する御代田町の町境辺りの地域は、ここ数年本当に目まぐるしく変わりつつあり、一寸見ないうちに次々と別荘が建ち、また大掛かりな別荘宅地開発が進んでおり、これは全国でも類を見ない程の規模でもあるとも聞く。開発にはもう慣れっこになっている昨今だが、一番驚いたのは山荘から200メータほど登った舗装県道と砂利の別荘路の分岐点に建ち、この地域の象徴~目印しでもあった「立正大学研修センター」、このセンターはここで30数年の歴史を刻んでいる筈だが、コロナ禍以降は学生の受け入れをストップしており、使用されていないのは本当にもったいないなー等とも思っていた。その立派な研修センター(保養所も兼ねていたと思われるが...)が、遂に人手に渡り間もなく別荘地として再開発されるそうだと聞く。色々とこの地域の開発の話は聞いていたが、これには本当にびっくりさせられた。まあこの地域の象徴が無くなり、単なる別荘に変わるとしたら、もう何をか言わんやで、実に哀しいくも寂しいこと。まあこんなことを嘆いていても詮無いのだろうが、長く生きてしまったチャンジーの身には、ひどく応える事実でもある。人生とはやはり厳しくもつらいものなのだ。
【今週の番組ゲスト:ラテン界のマエストロ 森村 献さん】
新譜『Gracias』から
M1「Blue Malibu」
M2「Puente Sobre El Mar」
M3「Bésame Mucho」
M4「時の踊り」




