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テイスト・オブ・ジャズ

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「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日22:00-22:30(本放送)ほか、各曜日で再放送中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.200~祝コラム200回~】

 
週に一度のジャズ・コラムも今回が200回目だと担当のO部長から聞き、急きょ内容を変更することにした。まあ200回だと言っても誰が祝ってくれる訳でも無いし、表彰状・感謝状の一つも貰うという訳でも無い。仕方ないので自我自祝するだけで、いささか寂しくはあるが、所詮ジャズとはこんなものでもある。

 この「ジャズ日和」で既に5年近く、それ以前の「ジャズ徒然草」が160回ほどだったから3年半ほど、合わせて8年強。毎週々良くネタを見付けるものだと、隠れた愛読者のあるジャズ関係者から言われたこともあったが、何やかや言いながらも結局書くことが嫌いではないのだろう。それとギネスものの長寿番組「テイスト・オブ・ジャズ」の補完・盛り上げコラムだと言うのも長く続けられた大きな要因でもある。毎回々多彩なゲストが番組に登場(それもみなダータ=無料出演)、それぞれが自身のアルバムやお勧めのジャズなどについて気楽にトークする。このゲスト陣とぼく自身の関わりを書けば、毎週どうにか宿題は埋まるのだから、さほどテーマの選択には困らない。ただしゲストでもほとんど書けない、または書きたくないお方も少なくない。そうなると毎月時々訪れる(夏は常駐だが...)追分山荘便りでアクセントを付けると言った小細工も施す。
 困ってしまうのは所謂時事ネタを扱うとき。例えば佐村河内事件やSTAP細胞問題などはどんどん事態が展開、毎週一度のコラムではその推移に原稿が追い付けなくなってしまい、かなりピンボケの内容になってしまう。まあこうした時事ネタでも何かジャズに強引にでも結び付ける。その強引さもまた面白いのかも...などと自賛している訳だが...。

 番組の方はもう50年。そのスタート時のディレクターで、先日も番組&このコラムにも登場してもらった、ぼくの先輩にして今や業界の重鎮、木全信氏。彼がこのたび平凡社の新書で「ジャズは気楽な旋律」を出版した。その出版記念会も間もなく開かれるのだが、その会の打ち合わせの席上「良く番組続けてくれたなー」とお褒めの言葉を頂いた。このコラムも200回、たかが200回されど200回でもあり、番組ほど長寿ではないがそれなりなもの。いずれにせよ「ジャズは続くよどこまでも...」であって、このコラムもまあ今回をリスタートに「コラムは続くよどこまでも」精神で、新たなジャズ・コラムに仕上げていくつもりでありますから、末永く隅から隅までズイーッとご支援のほどよろしく。皆様に感謝そして自身に覚戒です。

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