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テイスト・オブ・ジャズ

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「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、各曜日で再放送中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.295~スーパーラグビー始まる】

 例年この時期はラグビーの話題はほとんどなかった。
トップリーグや大学など各チームも4月のスタート時に向けて動き出す準備期間。それだけにこの時期ラグビーについて記す(特にジャズ番組ブログで...)などは論外と読んでくださっている皆様にはお叱りを受ける感じなのだが、今年からは大きく情勢が変わって来た。まさかまさかのジャパンラグビー=「サンウルブズ」がスーパーラグビーに挑戦、そのお披露目の試合が秩父宮で行われた。サンウルブスはこれから7月初めまで、10数試合を各地でこなし、そのうちの何戦かは秩父宮でも行われる予定で、一昔前ならば考えられない事態が起こり始めているのだ。
 これはサッカーの世界で言えば、Jリーグで覇を競うのではなく、ACミランやバルセロナと言った世界の強豪チームと同一で戦うことを意味し、野球の世界でもメジャーリーグに阪神や楽天が乗り込むと言った図式、かなり画期的なことだ。それがあのワールドカップのジャパンの大活躍によって実現したのだから...。ぼくも40数年ラグビーを見続けてきたが(と言ってもほとんどが早稲田大の試合だったが)、まさかこんな時代が来るとは夢にも思わなかったし、サンウルブスに参加した大ベテラン、均ちゃんこと大野選手も意味深げにそう呟いていた。

 
そのSR(スーパーラグビー)の初戦=南アフリカの強豪、ライオンズとの試合が2月末に開かれることになり、今やラグビーを一つの売り物に...と考えているらしいラジオNIKKEIのラグビークルーとしては、是非観戦そして選手インタビューということで、パーソナリティーの藤島大さん、紅一点の才媛ディレクターH嬢が奮戦、ぼくも少しばかりお手伝いも兼ねて観戦させてもらった。秩父宮は予約で座席は売り切れ、超満員の観衆。試合開始前から様々なイベントも行われかなりな盛り上がりをみせる。今までどちらかというとこういう国際イベントはその仕切りに問題があったが、かなりうまく運んでおり、さすが大手代理店の力とひとしきり感心した。試合は準備期間の短いサンウルブス~狼軍団は、ライオンズ~百獣の王の獅子軍団にスクラムなど押され気味だったが何とか粘り抜き、狼vs獅子はかなり拮抗した接戦で試合を終えた。13vs26とダブルスコアの敗戦だったが予想以上の善戦で、終了後の記者会見でもヘッドコーチ、キャプテンとも手応えを口にしていた。これから10数試合果たして狼軍団は、どれぐらいの成績を上げられるかはしかとはしないが、それなりの期待はもてそうでホッとしたのが実情。頑張れサンウルブスである。

 
そしてもう一つラグビーの話題で言わなけらばならないのは、早稲田大ラグビー部の監督が来季から若返りし、スタッフも大幅に一変すること。新監督は早稲田大13年ぶりの選手権制覇時の主将で、サントリーなどでも大活躍した山下大悟。神奈川の強豪、桐蔭学園から早稲田に進んだ彼は、あの清宮氏の指導を受けた清宮チルドレンの一員。菅平の早稲田グランドのすぐ脇にわざわざ両親が別荘を建てるほどの早稲田フリークで、ぼくも10年ほど前に偶然その別荘の庭先で彼の母親とラグビー談義を交わした(話す前は母親とは知らなかったが...)ことがあり、昨年我がラグビー番組にゲスト登場した時は大変に懐かしく思ったものだ。その彼が若くして早稲田大の監督。ここ7~8年低迷を極めているチームを「全てを変える」と宣言。再来年には部誕生100周年、その記念時には全国制覇を...と誓ってくれているだけに頼もしい。そうなると今年は菅平だけでなく上井草のグランドにも通わなくては...、と忙しくもうれしくもある今日この頃だ。
 
ラグビーばかりではなくジャズももっと良く聴け...、などとジャズ仲間からも言われそうだが、そこはそれ、そちらもしっかりとジャズ新動向をフォローしますよ。特に4月から「テイスト・オブ・ジャズ」も内容を一部変え、ジャズの歴史と今後を見き聴き分けていきたいと思っていますから、よろしくお願いします。
 【今週の番組ゲスト:ドラマーの石若駿さん】 
M1「The Way To Nikolaschka」
M2「A View From Dan Dan」
M3「Big SaaaC」
M4「Cleanup」

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