「テイスト・オブ・ジャズ」は、毎週日曜19:00~19:30で放送中。番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。
【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.769~三越劇場でジャズを~】
2月初頭の日曜日、当日は雪かも...等といった予報も出ていた悪コンディションだったが、本当に久しぶりに三越劇場に行って来た。20数年振りだと思う。出し物はお芝居か演芸か...と思われるかも知れないが、なんとジャズのコンサートである。結構長い付き合いになる女性シンガー、平賀マリカの音楽生活40周年を記念したコンサートで、羽毛田耕士率いるビックバンドをバックにした周年にふさわしいゴージャスなステージのようである。
彼女の40周年ということで、どんなステージになるのかも気になってお誘いを受けたのだが、当日の司会が我らがヒロインの山本郁嬢だというのも大きいポイントだった。更にはそステージの2週間前の新宿ピットインのトークイベントで一緒だった、ピアニストのハクエイ・キムもスペシャルゲストで登場...(彼からも是非来てくださいという要請有り...)と言うオマケも付いており、これは悪コンディションに関わらず絶対に...と言う関わりの深いコンサートだった。
さて久し振りの三越劇場。昭和初期に作られもうすぐ100年...という由緒ある劇場で、その内装など歴史ある重みは流石のもの。会場に詰めかけた観客の多くは、自身の携帯で撮影三昧。その気持ちもよく分かる。ステージにはフルバンドの椅子が用意されほぼ満杯だし、客席もほぼ埋まった状態。周年コンサートに相応しい段取りが満たされ、いよいよマリカショウのスタート。山本アナも流石のベテラン感で安定した司会ぶり。主役のマリカさんは2曲目から登場、レパートリーを見るとジャズの公爵、サー・デューク・エリントンのナンバーが並んでおり、自身もフルバンドでエリントンのナンバーを歌うのが夢...だったと語り、お馴染みの「スイングしなけりゃ意味が無い」や「ソリチュード」などを、貫禄充分に豪華に唄い綴り、40年という年季を感じさせる。休憩を挟みハクエイとの2人のステージでは、武満徹の「翼」なども披露、2部を通し全部で15曲ほどを唄い切り、ヤンヤの拍手喝采。良いステージ振りだったし、途中の山本嬢とのトークもなかなかに面白く、充実と言える出来栄えだった。
そう言えば彼女の存在を最初に知ったのは、今は引退同然の大御所、マーサ三宅の紹介だった。「うちの弟子でなかなか力のある面白い子がいるの...。アルバム出すらしいので、小西さん番組でもよろしくね...」と言われたのが初め。あれからもう40年、日本だけでなく本場のNYやパリなどなどでもレコーディングやライブ活動など、そしてその集大成がこのステージと言うと、なかなかに感慨深いものがありました。マリカさん これからもよろしくネ。
【今週の番組ゲスト:ボサノヴァギタリストの木村 純さん】
『Photonova4』『Bossa Hits2』から
M1「Sem Voce」
M2「Manhã de Carnaval」
M3「Rio」
M4「「Samba de Orfeu」



