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テイスト・オブ・ジャズ

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テイスト・オブ・ジャズ」は、毎週木曜22:30~23:00(本放送)と金曜18:30~19:00(再放送)で放送中。番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.612~朝ドラ~】

 このところちょっとしたジャズブームの様である。ジャズの原点~オールドジャズの大スター、サッチモことルイ・アームストロングのベストアルバム、昨年は彼の生誕120周年記念だったこともあり、それに因んだベスト作も出され売れ行き好調とも聞くし、なにかとジャズが話題になっている。これは何か...と思っていたら、その素はNHKの朝ドラにあるようだ。ぼく自身はあの大ヒット朝ドラ「あまちゃん」(音楽は大友良英)以降、ほとんど朝ドラを見たことが無かったのだが、どうやら主人公がなにかとジャズに関連しているらしい...、と言った噂は耳にしていた。そこにこのサッチモ現象、どうやら現在放送の「カム・カム・エブリボディー」は、ラジオの英語講座の変遷を扱ったものとのこと。興味が沸いて見てみると重要な役割を演じるオダギリジョーが、なんとジャズトランぺッター、それも関西のモダンジャズ初期の有力株役。まあ数回ぐらいしか見ていないので何とも言えないが、TMにはサダオさん(渡辺貞夫)も参加しているらしく、確かにこれならばジャズブームもありうるのかな...と、ジャズ関係者としては嬉しくもなる。

 ジャズと言うと直ぐに小難しい音楽...等と相場が決まっているのだが、この朝ドラでも描かれている時代、1950年代から60年代初め頃は未だロックも揺籃期で、アメリカンミュージック=ポップスがそのままジャズだった良き時代。サッチモことルイ・アームストロングは映画にもバンバン登場、ジャズを演奏しながらポップスターでもあった。またスイングジャズの立役者、ベニー・グッドマンやグレン・ミラー、彼らのバンドのナンバーなども、ポップチャートのトップを飾っていた。ジャズが大衆に最も愛された時代は、スイングジャズの時代だったのである。そう言えば今は学校でのブラスバンド活動もかなり盛んだが、彼らのレパートリーは「タキシード・ジャンクション」など、グレン・ミラーやトミードシーなどスイングバンドのレパートリーもメインになっているようで、やはりあの時代の音楽はどこか日本人の感性を刺激する所多々だとも言える。

【今週の番組ゲスト:アルゼンチン出身のギタリスト レオナルド・ブラーヴォさん】
M1「Verano porteno(ブエノスアイレスの夏)」
M2「Cielo Abierto(澄み切った空)」
M3「Nocturna (夜のミロンガ)」
M4「Alfonsina Y El Mar(アルフォンシーナと海

〜ライブ告知〜
2月12日(土)16:00〜
『北村聡×L.ブラーボ TANGOデュオライブ』
場所:タンゴ ソル日本橋


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