「テイスト・オブ・ジャズ」は、毎週日曜19:00~19:30で放送中。番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。
【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.768~一寸先は闇~】
民放TV界は今大変なことになっていますね。同じ放送業界に関係する者としても、この問題やはり看過出来ないと同時に、何とも言いようがない怒り、可笑しさ、憐憫など複雑な感情に捉えられてしまいます。この問題、昨年暮れにSMAPのリーダーだった中居正広と女性との性トラブル。これが週刊誌にスクープされた時は、示談金が9千万円とも報じられ、その金額の余りの多さにびっくりしたものだった。だが年が明け中居が声明を発表、トラブルを認めながらも「この問題は示談が成立し問題は解決しているので、芸能の仕事(TVの仕事など)などは続ける...」といった趣旨の談話を発表、これがSNSなどで大炎上してしまい、問題解決どころか事の発端となった場のセッティングした局の編成幹部の関与から、局全体のコーポレートガバメント迄もが問われる事態に発展。単なる性トラブルを超えた、放送局自体の存続にも関わる問題に迄なり、2度目の記者会見で延々10時間以上も開催され世間は大騒ぎ。遂にはCXの会長と社長が交代という事態に迄で至ったと言う次第。
週刊誌などでは「接待」「献上」などという言葉も飛びかっているこの問題、一応示談が成立し守秘義務も課せられている為に、詳細は分かるべくもないのだが、弁護士団による第3者委員会が立ち上がり問題解明に動き出し、3月末を目処にその調査結果が発表されると言う。それにしても中居の芸能界引退そしてCXの社長・会長交代など、昨年暮れからの事態の余りの急展開には、唯々驚かされると言うか言葉も出ない。そしてその思いは当の中居が一番感じている筈なのだ。
それにしてもこのトラブル、中居と言うタレント個人だけでなく、TV局の姿勢も強く問われているのは間違いない。なにせ事件があった一昨年のすぐ直後から、局幹部はその事件を把握していたというのだから...、長く隠蔽していた...と疑われても仕方ないし、一般の人達には局自身がそうした体質...と思われても仕方ない。実際先日知り合いとの飲み会でもそうした話題になり「お前ならばそこら辺知っているのでは」...などと、あらぬ疑いも掛けられる始末。まあ迷惑なこと限りないのだが...。
娘が小学生の頃、SMAPの大ファン(香取慎吾のファンだった)でキャーキャー言っており、それにつられてかぼく自身も彼らの動向、その激動の変遷もあって多くの旧ジャニーズグループの中では好意的に見ていたし、気にもなっていた。またSMAPのバックには多くのジャズメンが参加しており、実にジャージーなサウンドで彼らを盛りたて、ジャージーなバックミュージックを集めたアルバムも出されていた程、ジャズとも関わりあるグループでもあった。またリーダーの中居と言う男も、かなり好感も持てる努力家...という好イメージもあった。そしてそのSMAPの常に話題になる再結成問題は、全体に元気が無い日本という国のエンタメ界にとっても、ある種の起爆剤の一つにもなり得るのでは...と言う、淡い期待も持っていた。だが今やそんな期待はもろくも吹っ飛んでしまい、リーダー中居の引退だけでなく、TV局自体の先行きも危ぶまれかねないと言う非常事態にも...。人生と言うかこの世の中、まさに「一寸先は闇...」なのだろう...。まあそれを一番強く感じているのは、とうの中居正広自身なのだろうが...。
【今週の番組ゲスト:アルトサックスプレイヤー 纐纈之雅代さん】
新譜『如意ン棒~ぜんぶ、流れ星のせい~』から
M1「St. Louis Blues」
M2「Lonely Woman」
M3「へび使いごっこ」
M4「Beatnik」




