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テイスト・オブ・ジャズ

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テイスト・オブ・ジャズ」は、毎週木曜22:30~23:00(本放送)と金曜18:30~19:00(再放送)で放送中。番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.615~話題の美形ジャズピアニスト~】

 今回の我が「テイスト・オブ・ジャズ」は、現在各方面で話題になっている美形ジャズピアニストの登場である。美形などと記すと、これもある種のセクハラと捉えられかねないが、自身がある種の売りとしてこの美形を使っているので、こうした表現でも構わない...と思う。その主役の名は高木里代子。
 今月の「ジャズ・ジャパン」誌では、これまで余り例の無い感じの、かなり挑発的なお姿で表紙を飾り、その美形は世の男性ジャズファンの気持ちを、いたくそそらせているのでもある。表紙のキャッチには「既成概念に収まり切らない、今の時代に相応しい才能」とあるが、チャンジー(爺さん)のぼくなども前々から、一度は是非スタジオにお誘いしたいと思っていた女性ピアニスト。但し売れっ子の彼女、当然忙しいのとその仲介をしてくれる適当な人もいなくなってしまった...等もあって、残念ながらこれまで番組出演が叶わなかったという訳。ただ今回はその新作2作品を、売れっ子のべーシストでプロデューサーの塩田哲嗣が制作を担当~彼は山本嬢のお友達で番組にも数回登場、その縁で塩田氏経由で依頼すると快くOKの返事をもらえたのだった。

 彼女はジャズピアニストながら、そのユーチューブでのチャネル登録者が11万人を超え、アルバムの売れ行きも抜群でライブにも中年以降のジャズファンが詰めかける...と言う、ある種のブームを巻き起こしているらしいのだ。この所スターが少なく話題性に欠けるジャズ界ではまことに貴重な存在、それだけに関係者もほって置かないのだろう。
 ぼくも少しばかりの興味本位もあって、是非番組に...とも思っていたのだが、実を言うと元々その存在は、彼女がジャズを始めた頃、慶応大の一般学生だった時から知ってはいたのだ。と言うのも彼女が本格的にジャズを始めるきっかけが、今は閉店してしまったぼくら早稲田大ジャズ研の店とも言える新宿「J」、そこに偶然彼女が友人と遊びに来て、そこでぼくの同期のマスター、バードマン幸田君を紹介され、自身がジャズを始めたことを告げると、彼に「じゃここで弾いてみない...」と言われ、それがきっかけでジャズシンデレラの路を歩み始める...と言うエピソード。バードマン幸田君からは慶応のレイキ(綺麗)な女の子で面白いのがいるから...、番組出してみたら...とお誘いも受けていたのだ。まあその折はそんなに関心も無かったのだが、それから程なくして東京ジャズの屋外ステージで、水着でジャズ演奏を行いセンセーショナルな話題を呼び、一躍注目を浴びる存在になって行った。

 今回番組では彼女とプロデューサー役の塩田君も出演、自身のオリジナルやショパンのジャズ化ナンバーなどを取り上げ、アルバム制作などについても色々話をしてもらっている。直接会うのは初めてだが、どうもその扱われ方など少し色物的な感じもあったのだが、実際の彼女はやはり慶応大卒の、かなり落ち着いた知的な印象の人。ピアノの実力もかなりなものだし、自身の売り出し方も心得ており、その人柄そして当然にその容姿にも惹かれる所多々だった。水着ライブでのセンセーショナルナルなデビューばかりが目立っている訳だが、新宿「J」での偶然のデビュー以降ピアノバーや寂れたライブスポットなど、かなり演奏の場で苦労して力を付けて来た話なども番組では披露、またまた男性ファンの数を増やしそうな感もある。収録が終わってバードマン幸田から貴方の噂も良く聞いており、あの頃に番組ゲストを...と言った話もあったんだ...と打ち明けると、それは大変に残念でしたね...と言った嬉しい返事、一時調子を崩していた幸田君も、今は元気になったことを伝えると喜んでくれた。
 中々に知的で感じの良い美形ピアニスト。チャンジーのぼくもすぐにファンになってしまいましたが、彼女のライブ是非行かないとならないですね。

【今週の番組ゲスト:ピアニストの高木里代子さん Steelpan Records 代表の塩田哲嗣さん】
『Celebrity Standards』『Jewelry Box』から
M1「When You Wish Upon a Star」
M2「MIYABI」
M3「Ballade No.1 in G minor, Op23」
M4「Jewel Sea」


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