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テイスト・オブ・ジャズ

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テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、各曜日で再放送中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.344~新年会続き

月は何かと飲み会も多い。もういい年令のオールドボーイ~かく記すぼくのことだが~にとっては、遅くまで飲むというのも結構きついのでもあるが、何かと色々な絡みもあり断れない...。などと言いながらも結構愉しんでいる訳だが、そんな新年会の中でも毎年決まっているジャズ関連の会合が2つある。一つは大学時代のジャズクラブ仲間の集まり、もう一つはジャズライターやレコード会社のジャズ担当、ジャズ喫茶のマスター、マスコミ関連、ジャズイベント屋等など、60人以上が高田馬場のジャズクラブの地下室で開く、酒池肉林(?)の親睦会である。

 
ジャズ研の集まりの方はぼくの前後数代の連中、となるともう60代後半のオールドボーイズ10数名と言うことになるが、年1回一泊旅行を全員で行い、そしてこの新年会に集まるというのがここ30年ほどの定番。学生時代からの付き合いで、それもジャズ好きの集団と言うことで、いい年をしても結構うるさ型の集まり...などと想像しがちだが、長年リーサラ(サラリーマン)生活を続けていると、ジャズなどとはトンと無縁と言う輩も多く、話もジャズ関連は皆無でほとんどが健康問題と言う、そこら辺のおっさんの集まりと少しも変わりがない。年1回の旅行も子供が小さい頃は家族連れが原則だったが、子供も少し大きくなれば、そんな煩わしい旅行に付き合うのはまっぴらと...間もなく霧消してしまった。メンバーの中には熱心にアルバムを買い続けている殊勝な人間もいて、ジャズの話題を振ろうとするのだが、生憎なことにほとんどは無関心でいつも打ち切りになってしまう。まあこれがオールドボーイの真の姿といった寂しい所でもある。

 
一方ジャズ関係者によるジャズ新年会の方は、ジャズアルバムの売れ行き厳しき折にも拘らず、毎年結構な人数が集まり、新人プレーヤーなども売り込みを兼ね参加、ステージで熱い演奏を披露してくれたりもする。今回登場したのは東京芸大出身の期待のドラマー、石若駿くん。彼は番組にも2回ほど出演してくれているJ-ジャズの次代を背負う有望株。彼のユニットの演奏で始まり、挨拶はレコード協会の前会長など数名、その中に前の衆議院議員、石井一氏もいて少しびっくりした。彼もかなりなジャズ好きで、今やジャズ関連の会の代表なども務めているとのこと。その縁での参加の様だが、ぼくも軽く挨拶をしておいた。と言うのも彼(神戸が地盤)の秘書を長く勤め、その後九州・福岡の筑後市の市長に当選し3期ほど勤めたK君は、大学時代のトレッキング関連同好会の幹事長だった男。石井氏に尋ねると今でも時々Kと会うとのこと。よろしくお伝えくださいと伝言しておいたが、果たしてどうなることか...。

 
ところでぼくにとってこの新年会のメリットの一つは、色々なジャズ担当者やミュージシャン、シンガーに会い、その場で出演交渉ができること。この場では売り込みもいくつかあり、ダータ(無料)での出演交渉には言うことなしで、いくつか決めることも出来た。めでたし・めでたしである。そしてもう一つは意外な情報が耳に入ってくること。今年は古くからのジャズ仲間で、日本で唯一のグラミー賞ジャズ部門受賞プロデューサーのk氏から、ある大物女性シンガーのジャズアルバムを作ったという秘密話を聞いた。これは3月末ぐらいに発表予定のものとのことで、今はまだシークレットなのだが、今やジャズシンガーとしても色々と仕事をしている八代亜紀よりも大物は間違いなし。発表になれば話題になること必定だが「イヤーそれにしてもやはり彼女歌上手いよねー」とのK氏の話で、なんと企画実現までにおよそ2年間かかったとのこと。その彼女のアルバムが出るならば番組に是非連れてきて欲しい...と頼んでおいたが「小西さん、それは約束出来ないよ...」と軽くいなされてしまった。もし実現したらデビュー直後からおよそ40年振りのラジオ日経(当時はラジオたんぱ)番組登場と言うことになるが、結果は何とも言い難しだ。
【今週の番組ゲスト:神戸在住のジャズシンガー松原衣里さん】
M1「Wild Is Love」
M2「Forget Me」
M3「Razzle Dazzle」
M4「The Great City」
M5「Here's to Life」
 
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