【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.856~サイゼリヤ賛~】
わが街国立(住所は国分寺だが...)には、嬉しいことに駅前にあのサイゼリヤがあり、もう一軒近くの立川若葉町にも同じくサイゼリヤがある。この両店共に我が家から歩いて行けるのは、ビンボー不良チャンジー(爺さん)のぼくにとっては、何よりも嬉しいこと。安くて美味で本場イタリア人もアット驚くと言う、評判上々なイタリアンチェーン「サイゼリヤ」。この店の噂は知ってはいたが、どうせファミレス...でしょうと馬鹿にしていた。それが歩いていける若葉町に誕生...、と言うチラシを見た3年ほど前、馬鹿にはしつつも安かろう...さえあれば...と、試しにその新店に足を運んでみた。そこでその余りの安さに、本当にびっくりこいてしまった。なんと300円台のメニューがかなりの数あるではないか...。一寸奮発しても一人500円玉一つ持てば、それなりに滿足出来る。更に味もそう悪くないのだ。まあ言うことなしである。以降サイゼはぼくのご贔屓店の一つになり、それなりに通ってもいるのだ。
「まあお前は舌がお粗末だからなー」などと、知り合いからは揶揄されそうだし、確かにその点は自覚もしている。しかしである。こちとらはイタリアンの名店が競い合う、あの軽井沢と言う有名避暑地で、「プリモ」などの人気店や有名店は一応何処も味わって来ており、そんじょそこらの...と言った自負だけは強く持っている。そうした避暑地での毎年の食体験から言っても、サイザリヤの料理はコスパの良さだけでなく、味もそれなりに評価出来るものでもある。
ここでのぼくのお気に入りは、一般にも人気も高いミラノ風ドリア、そしてムール貝のオリーブ炒めの2品。これに安いワインなどを加えれば、それだけで満足感たっぷりだ。ただサイゼで一つ残念なのは、一応イタリアンを標榜しながらも、ここにはピザがメニューに無いこと。作るのに手間やコストがかかる為に、メニューに無いのかも知れないが、これまでの実績や力量を持ってすれば、多くの人を満足させられるピザを、適価で出せるはずである。その点は残念至極である。
そのサイゼリヤが、この度値上げに踏み切ったと言う。まあこのご時世にこれまで良く頑張って来たので...とぼく自身は思ったものだった。ただSNSなどの反応は、厳しいものだろうーと思って一寸覗いてみると、驚いたことにほぼ全員が、この値上げはしょうが無いものとして、激励の文言が並んでいるのだ。これにはサイゼの好メニュー同様に一寸ばかり驚かされたし、なにかホッとする気持ちにもなった。そうあの値段であの食べ応え。まあいくらかはお高くなったとは言え、まさにサイゼは日本の食文化の誇り...、などと賛えたくなってしまうが、多くの市井の人達もそう思っているのは間違いない。「ヴィバ・サイゼリヤ!」これからも日本の庶民の為に頑張って...と、再度エールを送りたい。
【今週の番組は「ジャズシネマ特集」】
M1「Freedom Day / Max Roach」(『『We Insist! Max Roach's Freedom Now Suite』より)
M2「One O'Clock Jump / Count Basie」(『The Complete Decca Recordings』より)
M3「Köln, January 24, 1975, Part I (Live) / Keith Jarrett」(『The Köln Concert』より)
N4「My Funny Vallentine / Chet Baker」(『Chet Baker Sings』より






