【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.844~信濃追分日記2026年夏~】
東京での野暮用なども片付け、いつも通り7月の末から信濃追分の山荘に来ている。東京は酷暑模様だが、こちらも地球温暖化の影響をモロに受けてか、例年以上に蒸し暑い感あり。町ではクーラーの必要性も叫ばれているようだ。この日本、そして地球全体一体どうなってしまうのか⋯。
そう言えば世界中を巻き込んだサッカーワールドカップも、スペイン無敵艦隊の優勝で無事終了したが、何と言っても酷かったのはトランプの悪目立ちと、それに全面的に迎合するFIFA会長の悪手振り。なんと最後には表彰式の記念写真で、トランプの姿が消し去られる⋯と言う、前代未聞の事態も起きたが、それにしてもトランプという男の精神状態は想像に絶する。表彰式で大ブーイングを浴びせられても、それは有名税として殆んど意にも介さないのだから、もう空いた口も塞がらない。こちらは地球温暖化以上に全地球の危機なのだが、果たして今後どうなるのか⋯。信濃の地にいても心配の種は付きない。
ところで心配の種と言えば、ここ追分でも我が山荘の裏の、かなり広大な敷地が遂に不動産屋の手に渡り、売りに出されてしまった。持ち主の爺さんが急逝し、その跡を継ぐ息子が、一昨年木々を伐採してしまい、どうしたものか⋯とかなり心配していた。それが今回山荘に辿り着いてみると、某不動産屋の旗がはためいており、大売り出しの文句が踊る。我が山荘の静けさも消え去り⋯、遂に恐れていたものが⋯となってしまうが、これもまあ悲しくも致し方ないことなのだろう⋯。
それにしても信濃追分、そしてその隣の御代田(山荘は軽井沢と御代田の境界線にある)。この東信の2地域での、ここ数年の不動産&新築ブームは全く凄いもの。少しの空き地でもあれば、軒並み売りに出るか、新築進行中⋯と言った感じで、周りの景色も数年前と異なり驚くべきスピードで変わっている。これもまた時代の大きな変化なのだろう。
こちらに来ると、気持ちはゆったりと落ち着くのだが、体がついて行かない。と言うよりも歩くと言う動作一つが、年齢と共に億劫というか、効かなくなっている。今まで30分で行けた処も、その1.5倍位も時間が掛かってしまうし、疲れ方もそれに比例する。悲しく・寂しくもあることだが、これがまあ老化の現実で、これを受け止めて行かなくては⋯とも理解はするのだが、さて実際はどうなるか⋯。その上に渋やん(渋谷毅)など、亡くなってしまうジャズ知人も少なからず。いずれにせよここ数回は、"追分通信"でそこら辺色々お伝えして行くつもりです。よろしくお付き合いの程を⋯。
【今週の番組ゲスト:今週から4週に亘って恒例の夏のラテン特集をお送りします。第1週はジャズ評論家の村井康司さん】
M1「Un Poco Loco / Tito Puente」(『Un Poco Loco』より)
M2「Águas de Março(三月の水」 / Elis Regina &
Antonio Carlos Jobim」(『Elis & Tom』より』)
M3「Puerto Rico / Eddie Palmieri」(『Sentido』より)
M4「Tintinyana / Abdullah Ibrahim」(『African Piano』より)







