【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.834~マイルス特集~】
今年はジャズの帝王とも謳われるマイルス・デイビスの生誕100周年にあたり、5月生まれなのでこの5月が、100年目の生誕月となる。それに伴い色々なマイルス関連イベントも、単発では様々な場所で行われているのだが、残念ながら今イチ盛り上がりに欠ける感強しなのである。どうもこれはジャズの衰退基調を象徴したようにも思われ、大変に残念なことでもある。
そんな折、生前のマイルスに最も近しかったジャズ関係者とも言われる、ジャズジャーナリストにして現役の医師でもある、小川隆夫氏がマイルス関連本を、3冊同時に出す...と言う話が聞こえて来た。そしてもう一つのマイルス関連ニュース。それはフリューゲルホーン奏者でシンガーのTOKU、彼は現在パリと東京の2拠点生活で、両地を行き来しているのだが、その彼が久々にニューアルバムを出し、それも自身が敬愛するマイルスに捧げたもの...と言うニュースも関係者から届いた。さあそうなるとここは番組でも、マイルス特集を組まなければ...ということになり、TOKUと小川隆夫の2人を続けてゲストに招き、其々のマイルスへの想いなどを語ってもらう「マイルス・スペシャルウイーク」と言うことにしようと決めた。そしてその3回目はマイルス特集の締めとして、パーソナリティーの山本郁と番組プロデューサーの不肖わたくし小西啓一、この2人でわたしの好きなマイルス、お勧めカイルスと言った感じで、其々の選んだ曲を聴きながら、軽くマイルス談義をしようでは...と言う趣向に決め、ここに5月24日から3週間に渡る「マイルス特集」が決定した。
TOKUのマイルス追悼アルバムには、「タイム・アフター・タイム」などの、マイルスが取り上げたナンバーを収録、それ等を彼がどういう手法で、自身のナンバーへと仕立て直すか...、そこら辺も実に興味津々な処。また小川隆夫は、自身のマイルスとの付き合いの中での、エポックとなるエピソードなども紹介してくれる。また山本&小西のコンビは、其々がお気に入り&お勧めナンバーを2曲ずつ持ち寄る趣向だが、互いが何を選んだかは収録時まで分からず、もしかしたら同じアルバム、同じ曲と、2人の選択曲がぶつかり合う可能性もあり、そこら辺もいささか興味深いところとも言えそうだ。まあ何はともあれこの3週間に渡る、帝王マイルス・デイビス特集。是非皆様もお聞き頂ければ幸いです。よろしくお願いします。
【今週の番組ゲスト:フリューゲルホルン奏者でシンガーのTOKUさん】
新譜『TRIBUTES』から
M1「Skywoman」
M2「Time After Time feat.Chloe Kibble」
M3「On Green Dolphin Street」
M4「Boplicity(Be Bop Lives) feat.Chloe Kibble」




