【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.818~ラグビーでの正月は来ず...~】
ぼくにとっての、今年の真の正月は1月11日。ラグビー大学選手権の決勝の日である。暦上の正月だった1月2日は、早稲田大学が国立競技場で帝京大ラグビーを粉砕、昨年暮れの大阪に出向いての天理大ラグビーへの勝利に続く、強豪2校への見事な勝利で、この真の正月でのラグビー勝利間違い無し...と確信したし、自信満々で国立競技場へと向かった。ほんとうに久しぶりに部員全体で唄う「荒ぶる」を聴く気持ち...どんなものかとの想像するだけでも実に楽しいものだった。その相手もこの前に「荒ぶる」(早稲田が優勝した時だけに歌われる第2部歌)を聴いた相手、永遠のライバルでもある明治大ラグビー部である。天理大・帝京大と今年の優勝候補筆頭の2校を破っての決勝進出...。12月の対抗戦の時には明大に完敗したが、この数年は定期戦で負けたほうが、大学選手権では勝利...と言うジンクスもあり、ただ楽しみしか無かった今年の対戦。観客数もかつてのラグビー全盛時の6万人などには遥かに及ばないが、それでも4万3千人超。こんなスポーツ観戦そうあるものでは無い...。そこは痩せても枯れてもラグビー早明戦なのである。鷹揚な気持ちで国立のキックオフの瞬間を迎えた。だが初っ端からなにか我が早稲田大は、勝ち急ぎの傾向アリなのか、ミスなども多くピリッとしない。PGで一応は先制したのだが、明治大の勢いに飲まれてか後が続かず、前半は明治が2トライで先行...。後半は矢崎&服部と言うスーパースターの活躍でと...期待だったが、どうも前半に失敗したキック合戦に終始し、いい所なし。それに対し明治はデフェンスが、完璧とも言える最高の出来栄え...、この勢いは最後まで続き、あっけなくかなりの点差で明大勝利。我らが早稲田大の勝ち目は殆んど無いままに終戦を迎える。
なんとも失望感ばかりが強く、何もやる気にもなれない。老いの一徹で昨年4月から上井草のグラウンドなど、Bチームの試合まで観戦して応援したのに...、その総決算がこの敗戦。まあ何とも悲しいと言うか寂しくてやりきれない。早稲田大は明治や帝京など他のラグビー部に比べ、ラグビー部に入る有力選手数が余りにも少なすぎる。まあそれでも良く頑張っており、天理・帝京と言う強豪2校と対戦せねばならず、それを打破して勝ち上がってきたのだから、選手達は大いに褒めなければならない。ただ問題はコーチ陣である。なんで今回の決勝戦で、前半殆んど通用しなかったハイパント戦略を、後半に切り替える作戦が出来なかったのか...。返す返すも残念である。選手は本当に悔しい思いでいただろうし、よく頑張ったと思う。歴戦3連発、相当の疲れとプレッシャーに耐え、まあ良く頑張ったものである。それだけにコーチ陣の無策(?)振りが悔やまれる。部員の皆はまた1年間、臥薪嘗胆の心持ちで頑張って欲しい。ぼく自身も何としても、国立競技場で「荒ぶる」を聴きたいものである。それはもしかしたら、ぼく自身の死ぬまでの一番の望み...でもあり、それを聴くまではくたばれないし、くたばらないぞ...。頑張れ早稲田ラグビー部!全員で荒ぶれ。
【今週の番組ゲスト:音楽プロデューサーの稲岡邦彌さん】
昨年10月発売の稲岡さんが翻訳された『キース・ジャレットの真実』(DU BOOKS)をご紹介頂きました。
M1「Köln, January 24, 1975, Part I / Keith Jarrett」(『The Köln Concert』より)
M2「Personal Mountains / European Quartet」(『Personal Mountains』より)
M3「Sapporo, November 18, 1976, Part I / Keith Jarrett」(『Sun Bear Concerts』より)
M4「The Old Country / Keith Jarrett」『The Old Country~More from the Deer Head Inn』より)
●タイムフリー:右下「radikoで聴く」をclick♪(2026.1.25)

キース・ジャレットの真実/ヴォルフガング・サンドナー/ジャズピアノの歴史を変えた即興演奏とその人生|DU BOOKS|ディスクユニオンの出版部門


