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テイスト・オブ・ジャズ

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テイスト・オブ・ジャズ」は、毎週木曜22:30~23:00(本放送)と金曜18:30~19:00(再放送)で放送中。番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.600~日本ジャズ音楽協会~】

 数回前のこのコラムで11月23日(祝)午前中に「テイスト・オブ・ジャズ特番」を1時間番組で放送することをお伝えしたと思う。これはジャズ番組開始から今年で57年、そして山本郁嬢が番組パーソナリティーになってこの10月で20年目。これ等諸々を祝って企画したもので、久し振りにリスナーからのお便りやリクエスト、ミュージシャンからのお祝いメッセージなどで構成する記念特番である旨もそこでお知らせした。そのコラムの最後で、ぼくにも今結構いい話(あるジャズ協会からジャズの啓蒙・普及活動に貢献した由で表彰を...)が届いている...とも付け加え、詳細はまた後で...とも書いた。その内容が正式決定したので23日のジャズ特番は山本嬢20周年などに加え、僭越ながらぼくの個人表彰も付け加えることにした。 

 その賞とは(社)日本ジャズ音楽協会が実施しているジャズ賞、今回が8回目となる。ぼくが受賞したのは、会長賞。このジャズ賞のメイン受賞者は、当然プレーヤーやシンガーなどだが、そのほかにもジャズアルバムプロデュサーやジャズライター、新聞の文化部(音楽担当)の人など関係者も何人かいたようだ。今回もぼくといっしょに受賞するのは、ミュージシャンの人達数名と関係者はもう一人、今は無きトリオジャズの創始者で、日本への「ECM」レコード紹介などに力のあった稲岡邦弥氏との2名。稲岡氏はECM紹介のジャズ本なども出しており、実績充分なお方。それだけに最初協会から話が来た時には、少し考えさせてほしいといささか引き気味だったが、周りのジャズ関係者に聞いてみると「こんな機会もう無いのだから...」とか「反って辞退なんて方が...」などと言うのが殆ど...。まあそれもそうだ...と言うことで、喜んでお受けしますと返事。この10月末に正式決定となり、11月末には受賞パーティーも開かれるらしいとのこと。余り晴れがましい場所は苦手なのだが、まあしょうがない。

 この日本ジャズ音楽協会と言う団体は、10数年前に誕生した音楽団体。会長は元代議士で大臣経験者、関西方面には隠然とした力を持つ(とも言われる)石井一氏。大のジャズ好きが昂じてこの団体を作ったのだが、副会長には日本レコード協会会長だったS氏、や、理事にも音楽関連のお偉方が並ぶと言う団体である。この賞自体は先ほども記したようにミュージシャンの表彰がメインだが、ジャズライターなどジャズ関連の人もこれまで何人か受賞しているなか、ラジオ関連は今までいなかった。と言うことで50年を超すジャズ番組プロデュサーでジャズライター、その他にもジャズコンサートやジャズ紺座なども行い、結構ジャズの啓蒙・普及に貢献したのでは...と言うことで、ぼくが選ばれたようである。ジャズライターとしての活動は35年余り、恐らく世界最長の一つでもあるジャズ番組「テイスト・オブ・ジャズ」の担当プロデューサーとしては50年弱、この関連ブログ(前身のジャズ徒然草を入れると20年強)、更にジャズ講座やジャズコンサートやライブ企画等々、これ迄に結構色々とジャズ関連のお仕事やらせてもらって来ました。感謝・感謝。

 今の「テイスト・オブ・ジャズ」も、ラジコ等でかなり好評のようで、結構いい数字も挙がっているらしい。多くのミュージシャン達も関心を持ってくれており、出演依頼も多々で嬉しい悲鳴である。先日はNYからツアーのため帰国中のピアニスト海野雅威くん(NYで暴漢に襲われ再起不能とも言われ、ニュースなどで大きく扱われ話題になった)からも、帰国直後に直ぐ連絡あって是非番組に出演させて欲しいとのこと。喜んでと言うことで、日本滞在中の僅かな間にスタジオに来てもらうことにしたが、NYでも注目のこの俊才ピアニストが、演奏活躍が出来る程に回復して本当に良かったと思う。

 まあ何れにせよ今回の日本ジャズ音楽協会会長賞受賞、嬉しくもあり恥ずかしくもありといった所が、今の偽らざる心境なのです。

【今週の番組ゲスト:ピアニスト スガダイローさん】
Suga Dairo Trio 2021』より
M1Covid-19 
M2「時計遊戯」
M3Don Juan
M4Boléro


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