「テイスト・オブ・ジャズ」は、毎週日曜19:00~19:30で放送中。番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。
【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.754~アジアの歌姫ムーン~】
ボストンにあるバークリー音楽大学と言えば、ジャズを志す若い面々にはジャズ界のハーバード大やケンブリッジ大とも言える最高の存在。秋吉敏子、渡辺貞夫等々、多くの有名ジャズミュージシャンが学んだこの音楽大学は、ジャズが日本で多くの人に受け入れられていた80年代~2000年代初め頃までは、日本からの留学生が一番数が多いとも言われ、ジャズを教える音楽大学や専門学校ではバークリー大との連携を売り物にしているところも多かった。それが最近では韓国、台湾と言った東アジアからの留学生のほうが上回るようになっており、日本からの留学生数はそれに続く3番目とも言われる。特に韓国からの留学生数の伸びは凄いようで、さぞかし韓国ではジャズが...とも思うのだが、実際はライブハウスなどもそう多くはなく、決して活況とも言えない。
そんな韓国のジャズシーンだが、この国でナンバーワンの実力と人気を誇る女性シンガー、それが美形でも知られるムーンなのである。その彼女からこの夏前に、今度秋に日本を皮切りにアジアツアーをするので来日の折にはぜひ出演させて欲しい...との嬉しいオファーが舞い込んできた。韓国でも人気のジャージーポップグループ「ウインター・プレー」のメインボーカリストとして知られ、2017年にはグループを辞めてソロデビューを果たし、以降は韓国随一のジャズシンガーとして活動を続けている。その彼女からの申し込み...という事で、直ぐにOKの返事を出した。そして10月のはじめに来日が決定、3連休の最終日にようやく彼女のスケジュールが空き、休日の昼間にスタジオに来ることになった。
今や韓国のみならずアジアのジャズディーバと言った趣きもある彼女、クールビューティーと言った表現がピッタリな、モデルとも言えそうな美形だが、実に気さくでチャーミングな人柄。「わたし日本語駄目ですけど...」と謙遜しながらも、結構日本語も交えながらオープニング挨拶や曲紹介などをしてくれた。この5月に出た名匠~山本剛のピアノをバックにした人気スタンダード集『ミッドナイト・サン』からタイトル曲など2曲、同じメンバーで収録したクリスマス向けの小品アルバム『ホリデイ・ギフト・フロム・ムーン』から、「ホワイト・クリスマス」と「ザ・クリスマス・ソング」のクリスマス関連が2曲、全4曲で自身の魅力を日本のファンに充分にアピールしてくれた。
美形ながらもアットホームで気取らない、その魅力的な歌いっぷりと喋りかけ。今回初めて会ったが直ぐにその魅力に引き込まれてしまい、収録後は2人で記念撮影までする嬉しい羽目に...。「日本のこんな素敵で人気のあるジャズ番組に出演出来て、真に光栄です...」などとおべんちゃらを言ってくれて、益々メロメロに...。翌日はアジアツアー2か所目の香港に朝早く旅立つとのこと。実に愉しいひと時...。有難うムーン。これからも色々よろしくね...。尚彼女が登場する放送はクリスマス直前の12月22日(日)です。
【今週の番組ゲスト:トロンボーン奏者で islesのリーダー 池本茂貴(しげたか)さん】
新譜『isles feat.Ema Live at COTTON CLUB』と1stアルバム『Oath』から
M1「COMET」
M2「Dreamy feat.Ema」
M3「Oath」(※『Oath』より)
M4「CARNIVAL」





