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テイスト・オブ・ジャズ

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「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、各曜日で再放送中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.275~あずささん 祝「サルサ120パーセント」200号突破】

 ラジオたんぱ(現ラジオNIKKEI)で最も人気のパーソナリティー~アナウンサーと言えば
、これは言うまでも無くテルちゃんこと大橋照子女史。その御年からすれば女史なのだが、相変わらずアイドル然としたお嬢様タイプの彼女だが、その全盛時の人気は凄まじく、局アナとして堂々とアイドルにも伍し局の活動を展開していた。結婚前の彼女の実家はぼくと同じ国立で、通勤時には彼女とその数十人の親衛隊と、駅で鉢合わせすることもしばしばだった。ファンが局を取り囲む等と言う事もあった人気沸騰アナウンサーの彼女。局としても当然その次の存在を作り出さなければと言う事になり、その発掘、育成と言う重要な(ある意味バカげた)役割を担当させられたのがこのぼくで、その選ばれた照子2世が当時高校2年生のひろみこと斉藤ひろみだった。
 高校生の彼女を連れて色々なイベント会場に行ったり、ド素人の話し方教室などを開催など、それはなかなか大変な仕事だったが、ぼくが考えた彼女の売り込み策は、素人の彼女一人ではなくそのクラス仲間(音楽で知られる桐朋学園の高校)5人を共に売り込もうと言うもので「ひろみ&5ガールズ」等と言う名前でDJ番組を作ったりもして、全員可愛い子だったこともあり、まあそこそこの人気を得ることも出来た。

 
そのひろみの友人の1人が、高校生で既にセミプロ活動(高橋真理子のバックでヴァイオリンを弾いていた)をしていた「あずさ」だった。その後高校を卒業してからは本格的にプロとして活動、20代半ばでは日本で初めての女性だけのサルサバンド「チカ・ブーン」を結成、そのリーダーとしても知られるようになる。その後サルサ~ラテンジャズ・ピアニストの第一人者、森村献と結婚、サルサ界の女性パーカッション奏者としても有名になり、日本でのサルサ普及の為に自身で月刊のフリーペーパーを出し、その「サルサ120パーセント」の女性エディターとしても、業界で有名な存在だった。

 
その「サルサ120パーセント」が今年の7月で遂に200号を記録、中身もそれを祝う内容になっていたのを見て、40年近い付き合いだけにこれは是非お祝をしないとと思い、今回スタジオにゲストとして来てもらうことにした。彼女はこれまでも旦那の森村献ちゃんと一緒に番組に登場したことがあり、ジャズ・スペシャル番組として1時間半ほどの「ラテンジャズ番組」を組んだこともある。番組の準レギュラー格ではあるが、今回は200号、即ちその創刊から既に10数年、本当に良く頑張りましたと言った意味も込め、これまでの雑誌作りにまつわる話や、現在の日本のサルサ~ラテンジャズ事情、お勧めミュージシャン・シンガーなども紹介してもらい、またその仕事のもう一つの柱、キューバへのツーリスト=旅行代理店の仕事内容なども語ってもらった。  
  お勧めのシンガーは今は長野の山奥に住みサルサシンガー活動もしていると言う奈々カンタリーナ。ぼくは初めて聴く存在だったが、やはりかなり旨いシンガー。またキューバツアーはアメリカとの国交回復に伴って、外国客で宿も取れなくなりつつあるが、昔からの素朴なキューバを味わえる最後のチャンスかもしれないから、今こそ是非キューバに行くべきとのお勧めもいただいた。曲では当然旦那のもの、ジャズの名曲をラテン化して演奏する最近の主たる活動のライブ音源紹介もあるなど、キューバ関連の様々な面白話、音源が聞けました。キューバでは実に幅広い人脈のある彼女。本当に興味深い女性です。何時までも頑張ってね、あずさちゃん

【今週の番組ゲスト:サルサ・ラテン音楽情報フリーペーパー『SALSA120%』の森村あずささん】
M1『チカブーン/チカブーン』
M2『オラ・スワベ/カンタリーナ奈奈』
M3『Seven Steps to Heaven/森村献Special』
M4『カプセル/チカブーン』

 

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