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テイスト・オブ・ジャズ

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「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、各曜日で再放送中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.273~ジャズフェスいろいろ】

  ジャズフェスと言うとどうしても夏といったイメージも強いのだが、決してそんなことはなく秋にも数多くのジャズフェスが組まれており、その中には今年スタートのものもいくつかある。今や日本で最も知られたジャズフェスといえば、9月の最初に開かれる東京ジャズ。今年もかなりな成功を収めフェスは終了したが、この9月にはもうひとつ横浜の倉庫街に特設ステージを設置し、パット・メセニーやロバート・グラスパーを迎えた「ブルーノート・ジャズフェスイン横浜」も好評裏のうちに終了したようである。残念ながらぼくは所用でこのフェスには行けなかったのだが、本場ブルーノート・フェスの雰囲気を横浜で味わえるということでかなり興味深いものだったと聞く。

 そして10月、今月も様々なジャズフェスが各地で催されており、我が「テイスト・オブ・ジャズ」では1ヶ月間これらを紹介して行こうと思っている。まずはじめは「ブルート・フェス」と同じ横浜の街でのイベントで、街ジャズイベントとして今や完全に定着した感もある「横浜ジャズ・プロムナード」。プロ、アマ含めて3千人近いメンバー参加と言う圧倒的な数を誇るこのフェス、例年は実質の責任者でもある横浜ジャズ界のボス格、柴田浩一氏にイベント紹介をしてもらっていたのだが、今回は彼の都合で登場できないことになり、事務局の女性スタッフ、早見史絵さんが代わりイベントを紹介してくれること人になった。この横浜ジャズ・プロムナードは参加ミュージシャンの数も全国一だが同時に市民ボランティアの数も膨大。市内数箇所のホールやライブハウスなどで行われるので、ボランティアの人達がいないと動かない。そこら辺の裏方事情も彼女に聞くことが出来るはずで、柴田氏とはちょっと視点を変えたイベント紹介が聞けるはず。

 そして今年から始めるジャズイベントがドイツ大使館付属のドイツ文化センターが主催する「ヨーロッパ・ジャズウイーク」。これは今月の半ばから1ヶ月ほどにわたって開かれるもので、ドイツのミュージシャンを中心に近隣諸国の面々も登場する、本格的な欧州ジャズ紹介フェスティバル。このイベントを紹介してくれるのはドイツ文化センターの広報担当、小高女史と欧州ジャズに詳しい「ソングX」の代表、宮野川氏。今まであまり日本では紹介されない欧州ジャズの現状がよくわかるジャズイベントになると思われる。こちらは10月の第2週の放送を予定しています。

 さらに10月最後の放送では、今年からリニューアルされた川崎ジャズフェス(11月の中旬~)を特集します。川崎市にはジャズ科を持つ音楽大学が2校あり、それぞれが立派なホールも有しているといった恵まれた環境にもあることなども良いほうに作用し、横浜に対抗し新たなジャズシティを目指したものだが、今年はその契約も終了、川崎市が独自に実施するジャズフェスに生まれ変わった第1弾。こちらも街イベントとして川崎の各地で実施される。紹介してくれるのは市の文化財団のお偉いさん、前澤陽一さん。
 こうした3つのジャズフェスをこの10月には紹介することにしています。ジャズフェスが増えジャズ人口が増えること。その一助にこの番組がなれればと...、今思っています。

【今週の番組ゲスト:10月10日、11日に開催される横濱JAZZ PROMENADE 2015実行委員会事務局の早見史絵さん】
M1「Speak Low/福居良トリオ」
M2「Thirteen Attributes of Mercy/Daniel Zamir Qualtet」
M3「Jampin'Asaba Blues/浅葉裕文スインギンギター5」
M4「横浜本ホンキートンク・ブルース/日野美歌」
M5「渡良瀬/板橋文夫、神奈川県フィルハーモニーオーケストラ、金子友紀」

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