「16日の米国株は上昇」
「10月小売売上高、前月比+1.7%、前年同月比+16.3%」
「10月鉱工業生産指数、前月比1.6%上昇」
「自動車生産、10月は回復」
「オイルとガスの掘削井戸の生産が上昇」
「ホームデポ、原価上昇吸収して好決算」
「ウォルマートの株価は下げる」
16日の米国株は上げました。上昇率は、ニューヨークダウが0.1%、ナスダック総合指数は0.7%でした。
商務省が16日に発表した10月の小売売上高は6382億ドル、前月比で1.7%の伸びとなりました。9月は前月比+0.8%でしたので、極めて高い伸びとなりました。
前年同月との比較では、+16.3%でした。こちらも、9月の+14.3%を上回っています。物価上昇分の寄与を考慮しても、米国の消費は強いと言えます。業態別の動向を以下に示します。
前月比 前年同月比
全体 +1.7% +16.3%
自動車・自動車部品 +1.8% +11.5%
家具 +0.4% +11.9%
家電 +3.8% +18.4%
建材 +2.8% +10.2%
飲食料品 +0.9% +8.3%
ガソリンスタンド +3.9% +46.8%
衣料品 -0.7% +25.8%
デパート +2.2% +27.6%
無店舗販売 +4.0% +10.2%
外食店 0.0% +29.3%
家電、建材が前月との比較で高い伸びを示しています。経済活動が本格化している国ですが、家庭で豊かに過ごすための消費が、家電や建材に向けられていることがわかります。自動車販売店の売上高も前月比では1.8%伸びています。
16日には、FRBから10月の鉱工業生産指数も発表されました。前月比で1.6%の上昇となりました。9月が1.3%の低下でしたので、10月は生産活動が回復しています。
業態別鉱工業生産指数では「自動車・自動車部品」が前月比で11.0%の上昇となりました。同分野は8月が-3.0%、9月が-7.1%と2か月連続で低下していましたが、10月は上昇に転じました。10月の小売売上高で「自動車・自動車部品」が増加したことと合わせ、自動車業界にとっては、良いデータです。
また「石油とガスを掘削する井戸」(Oil and gas well drilling)は、10月に9.3%の上昇となりました。同分野は前年同月との比較では71.5%も上昇しています。石油やガスの掘削が10月に活発になっていることは、関連業界の株式投資を考える上で参考になります。
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ホームセンターを展開するホームデポは16日に8-10月期の決算を発表しました。(カッコ内は前年同期比の変化率)
ホームデポの8-10月期
売上高 368億ドル(+9.8%)
原価 242億ドル(+9.9%)
粗利益 125億ドル(+9.7%)
原価の伸びを、売上高の伸びとほぼ同じに抑えることによって、売上高粗利益も堅実な伸びを確保しました。同社の株価は、16日に5.7%上昇して、52週の高値を更新しました。
総合スーパーマーケットのウォルマートも16日、8-10月期決算を発表しました。
ウォルマートの8-10月期
売上高 1405億ドル(+4.3%)
原価 1050億ドル(+4.7%)
粗利益 355億ドル(+3.2%)
ウォルマートの場合は、ホームデポと比べると、増収率に対して原価上昇率が高くなり、粗利益の増加率が抑制されています。16日のウォルマートの株価は2.5%下落しました。
原価の上昇への対応が、業績動向、株価動向を見る上で重要な要素となっています。











