「4日のナスダック総合指数、続伸」
「半導体関連株上昇、クアルコム、エヌヴィディアがともに12%台の上昇率」
「長期金利低下、原油価格は下落」
「トヨタ、"12月・1月の生産は相当に高いレベル"」
4日の米国株は、ニューヨークダウが0.09%と小幅な下落率となる一方で、ナスダック総合指数は続伸して、0.8%の上昇率となりました。
4日の米国市場では、半導体関連株の上昇が目立っています。4日のクアルコムの株価は12.7%の上昇となりました。クアルコムは3日に決算を発表しています。7-9月期の売上高は前年同期比43%増加の93億ドル、純利益は同75%増加の29億ドル、1株利益は2.55ドルとなりました。10-12月期の売上高は100~108億ドル、1株利益2.9~3.1ドルを計画しています。
半導体メーカーでは、エヌヴィディアの株価も12%上昇しています。エヌヴィディアの株価は、直近の1週間で約20%も上昇しています。時価総額は7426億ドルと、日本円換算では80兆円を超えてきました。
アメリカの半導体製造装置メーカーでは、アプライドマテリアルズの株価も、4日は5%台の上昇率となりました。
一方、原油先物価格は続落して、4日は78ドル台の前半まで下げました。約1カ月ぶりの安値です。長期金利は0.055%Pほど低下して1.52%台での取引となりました。一時は1.50%台の場面もありました。長期金利も約1カ月ぶりの低水準です。
3日のFOMCで量的金融緩和の規模縮小が発表されました。その決定の後、4日は原油価格の下落と長期金利の低下が進みました。上記のように、原油価格、長期金利とも1か月ぶりの低水準です。
金融政策における大きなイベントを通過した場面において、「原油安、長期金利低下、半導体関連株の上昇」が見られたことは興味深い現象です。
マーケットが、今後の実体経済を読んで動いているとするならば、今後、物価指標の上昇は一服して、世界的な供給不足も徐々に和らぐという考え方もできます。ナスダック総合指数の連騰=グロース株の上昇---を直視するならば、当面、米国長期金利の上昇は限定的だとの考え方を市場参加者が共有しているのでしょう。10-12月の物価指標が落ち着いてくることを意識して、原油価格や長期金利が低下している――そのあたりを反映して、4日の米国株式市場では、金融株の下落が目立ちました。
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日本では4日の取引時間中、トヨタ自動車が、今3月期の連結営業利益を3000億円上方修正しました。しかし、為替の円安による上方修正要因が4300億円に達します。「(円安効果を除けば)実質的には下方修正」と説明会で会社側は説明しています。4日のトヨタ株は小幅高で引けました。
トヨタでは、今後の生産動向について「リスクは相当小さくなっているが、ゼロという状況ではない。12月、1月に減産のリスクがすぐになくなるということはないが、相当に高いレベルまで生産が回復することは間違いない」と話していました。
今年12月から、生産が「相当に高いレベル」まで回復するのですから、12月から1-3月期の生産規模は上がっていきます。自動車関連部材や素材産業、装置産業に与える好影響も考慮したいと考えています。











