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「ナスダック総合指数が最高値」

「アドバンテスト、7-9月期受注高が計画比で2倍以上に」

「パナソニック、コマツ、ソニーGが上方修正」

「アップル、7-9月期営業利益60%増益」

「アマゾンの7-9月期は経費急増で減益に」

 

 

 

 

28日の米国株は上昇しました。上昇率は、ニューヨークダウが0.68%、ナスダック総合指数が1.39%でした。ナスダック総合指数は最高値です。決算発表が佳境を迎える中で、株価は史上最高値です。企業収益と投資環境を照らし合わせた結果、株式を購入する方が得だと考える投資家が主流になっていることを示します。

 

 

日本企業でも決算発表が活発です。28日の日本企業の決算発表を受けて、堅実な企業業績が確認されました。各社の動向を見てみましょう。

 

 

半導体テスターの大手メーカーであるアドバンテストが28日発表した7-9月期の決算において、受注高が2038億円となりました。これは、4-6月期の1612億円を上回る金額です。以下に示します。

 

 

アドバンテストの四半期ごとの受注高(単位億円)

     2020              2021

4-6   7-9 10-12    1-3  4-6  7-9

615   641  951    1099 1612  2038

 

 

4-6月期に急増した受注高がさらに拡大したことが確認されました。その前の日(27日)にスクリーンHDが発表した7-9月期受注高も1297億円と4-6月期(1113億円)を上回っていました。

 

 

半導体製造装置メーカーについては、先週に決算を発表したASMLの7-9月期受注高が4-6月期を下回ったので「4-6月期にピークを打った」との観点から、先週の株価は下落した銘柄が目立ちました。しかし、スクリーンHD、アドバンテストの7-9月期受注高が4-6月期を上回ったことで、再び、半導体関連株が買われる展開となっています。

 

 

アドバンテストは、7-9月期の受注高を988億円と見込んでいました。しかし、結果的には、その2倍を上回る水準となりました。半導体の生産能力増強に向けた投資がテスターの需要を盛り上げ、受注は会社の想定を大きく上回ったことになります。

 

 

通期の受注高は5650億円を予想しています。上半期の3650億円に対して、下半期は2000億円です。半導体製造装置メーカーの株価は、足元では上半期の上振れを受けて再び上昇しました。下半期の受注は上半期と比べて約55%の水準に減少するとのアドバンテストの見方を意識しつつ、今後の株価は推移していきます。

 

 

            ☆

 

 

パナソニック(6752)は28日、今3月期の営業利益を従来の3300億円に対して、3700億円に上方修正しました。売上高は7兆円計画に対して7兆3000億円に上方修正されました。コンデンサ、産業用モータ、蓄電システムなどインダストリアル分野を軸に売上高が拡大します。原材料の上昇を吸収して、利益面も上方修正されました。

 

                ☆

 

コマツ(6301)も28日、今3月期の営業利益を従来の2250億円に対して、2820億円に上方修正しました。「建設機械・鉱山機械」が中国以外の地域において需要が好調です。資材価格や物流コストの上昇を吸収します。

 

                ☆

 

ソニーグループ(6758)も今3月期営業利益を従来の9800億円から1兆0400億円に上方修正しました。音楽事業で100億円、映画事業で180億円、エレクトロニクス関連事業で200億円、センサー等の事業で100億円の上方修正です。

 

 

                 ☆

 

 

米国時間28日にはアップル、アマゾンから7-9月期決算が発表されました。以下に示します。

 

 

アップルの7-9月期

売上高    833億ドル(+28.8%)

営業利益   237億ドル(+60.9%)

 

アマゾンの7-9月期

売上高   1108億ドル(+15.2%)

営業利益    48億ドル(-21.6%)

 

 

アマゾンは大幅増収ながら、減益決算です。もともと経費をたくさん使って、利益を計上しない傾向にある企業ですが、この期の経費の計上額は極めて高い水準となっています。「技術経費」は143億ドルと前年同期の31%増となりました。増収減益決算ですと、一般的には「売り上げは増えたが経費増加を吸収できずに減益」と表現されますが、この会社の場合は、「経費を増やして利益増加を抑制した」と捉えた方が適切と考えています。もちろん、ごくごく短期的には、「減益決算を受けて時間外取引で株価は安くなっている」との見方になるのでしょうが...。

 

 

 

 

 

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