東京産業(8070)が急騰。値幅制限いっぱいの80円ストップ高まで買い進まれ、その後も買い気配が続いている。京都大学や環境コンサルタントを手がけるアース(仙台市)と共同で、福島第1原子力発電所事故の除染で生じた廃棄物から放射性物質のセシウムを効率よく取り除く技術を開発したと報じられ、手がかり材料になった。 従来は困難だった田畑の表土の汚泥など細かい粒子の土壌にも使え、廃棄物の容量を大幅に減らせるため、中間貯蔵施設などのスペースを抑えられるという。全般に新規の買い手がかり材料が乏しくなる中で、分かりやすい材料に値幅取り狙いの短期資金が敏感に反応した格好。足元の業績が好調でPBRなど株価指標にも割安感があったため、「もともと実態面の評価でも見直し余地があり、買い安心感は強い」という声も聞かれている。(H.K)