お知らせ:

マーケットプレス

番組へのお便りはこちら

 


「ジャクソンホール・パウエル講演内容を受けて27日の米国株は上昇」

「ナスダック1.23%高、ラッセル2000は2.85%も上昇!」

「"量的金融緩和縮小は利上げのシグナルではない"」

「"テーパリング→利上げ実施への道筋"を否定」

 

 

先週末27日金曜日の米国株は上昇しました。上昇率は、ニューヨークダウが0.69%、ナスダック総合指数が1.23%でした。ナスダック総合指数の上昇率が高くなりました。

 

 

ナスダック総合指数よりも、ずっと高い上昇率を示したのが「ラッセル2000」です。ラッセル2000は63P上昇の2277Pとなりました。上昇率は2.85%です。2.85%の上昇率とは、今の日経平均の水準ならば、800円近くの上昇に当たります。小型株が幅広く上昇していることがわかります。ラッセル2000は、3月高値2360Pまで、まだ距離を残している株価指数です。株式市場に滞留している資金が出遅れ株に流れ込んでいます。

 

 

ジャクソンホールにおけるパウエルFRB議長の講演が行われました。年内における量的金融緩和規模の縮小の方向性を、ショックのないように市場に織り込ませる結果を生み出しました。

 

 

パウエル議長の講演内容はFRBのHPで公開されています。以下にその内容の主旨を記載します。

 

 

「FOMCの7月の会議で、私は、ほとんどの参加者と同様に、経済が予想通りに大きく発展した場合、今年中に資産購入のペースを落とし始めることが適切であると考えた。」

 

「7月の雇用は多くの進歩をもたらした。しかし、デルタ種のさらなる広がりも、もたらした。データとリスクを注意深く評価する。資産の購入が終了した後も、長期債の保有は、引き続き緩和的な財政状態を支える。」

 

「今後の資産購入の減少のタイミングとペースは、利上げのタイミングに関する直接的なシグナルを伝えることを意図したものではない。」

 

「利上げについては、別の厳格なテストをする。経済が最大雇用と一致する状態に達し、インフレが2%に達し、しばらくの間2%をやや超える軌道に乗るまで、FFレートの目標範囲を現在のレベルに維持し続ける」

 

 

このパウエル議長の講演内容は、米国株の一段の上昇をもたらしました。だから、内容は重要です。より、わかりやすく内容を捉えると、次にようになります。

 

 

「年内にテーパリングを行う可能性は高いが、デルタ型の感染者増加に注意。テーパリング開始後も緩和的状態は維持される。テーパリングは、利上げ時期の接近を意味するものではない。利上げは、別の次元で考える」

 

 

6月のFOMCにおけるメンバーの金利見通しでは、多くのメンバーが2023年末までに複数回の利上げが実施される予想をしています。それは、6月のマーケットに大きな波乱をもたらしました。9月21日~22日のFOMCでは、再びメンバーの金利見通しが公表されます。

 

 

そして、今回の講演内容からは「実際に利上げを実施するためには、雇用とインフレ面から確証が得られなければ実施しない。テーパリングは利上げへの道を示す訳ではない」というメッセージが発せられました。それが27日の米国株高につながりました。

 

 

9月FOMCでは、メンバーの金利見通しが公表されるので、これから2023年末までの利上げの道筋についての、市場の推測も活発になってきます。今回の講演内容には、そうした市場の推測に対して「実際に利上げが実施されるためには、雇用と物価を十分に検証して対応するから安心してくれ」というメッセージを先回りして供給した、と考えます。

 

 

先週、マーケットプレスの水曜日後場に出演中の岡崎良介さんのYouTube番組でご一緒させていただきました。「半導体不足」、「企業収益」、「株価動向」をテーマに岡崎さんとお話をしました。岡崎さんは米国株への投資について、極めて興味深い話を極めて大胆にしています。岡崎さんの次回のマーケットプレス出演は9月8日、ちょっと先になります。是非、その前に、以下のYouTube番組で、岡崎さんの興味深い話をお聞きください。

 

 

https://www.youtube.com/channel/UCElRs01iIZ-D-ASLTVgE6Pg

 
 

 

お知らせ

お知らせ一覧