「週明けの米国株上昇、ナスダック総合指数は15000Pに接近」
「ファイザー製ワクチン"正式承認"」
「原油価格が5%強の上昇」
「米国の8月サービス業PMIが急低下」
「ドイツとオーストラリアは製造業PMIが低下、中国経済を反映する」
23日の米国株は上昇しました。ニューヨークダウの上昇率は0.6%、ナスダック総合指数は1.5%でした。取引時間中におけるナスダック総合指数の最も高い水準は、14963Pまでありました。初めての15000Pまで、もう少しです。
米食品医薬品局(FDA)は23日、ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンを正式承認しました。株式市場の好材料として意識されました。
米国でワクチン接種は既に進んでいますが、正式承認されたことで、接種がさらに進むとの見方から、マーケットでは、リスクオンの動きが活発になりました。
原油先物価格は3ドル40セント上昇して65ドル54セントとなりました。上昇率は5.4%です。原油先物価格は、7月6日に77ドル弱の高値を付けた後、足元では61ドル台まで下げる場面もありました。下落の目立っていた原油価格に底打ちをうかがわせる動きが見られています。日本株の足元の動きと、似ています。
マークイット社が23日発表した8月のPMIは、各国とも低下傾向です。以下に示します。(カッコ内は、前月比の変化率)
(米国)
総合 55.4(-4.5)
製造業 61.2(-2.2)
サービス業 55.2(-4.7)
(ドイツ)
総合 60.6(-1.8)
製造業 62.7(-3.2)
サービス業 61.5(-0.3)
米国ではサービス業、ドイツでは製造業におけるPMIの低下が目立っています。
米国では、新型コロナウイルス感染者の再拡大により、サービス業のPMIが低下しました。13日に発表されたミシガン大学の消費者信頼感指数が急低下したことが話題ですが、企業活動にも、感染者再拡大の影響が反映されてきました。そうした状況下ですから、ファイザー製ワクチンの正式承認は、マーケット材料として、強く意識された形です。ワクチン接種を控えていた層が接種をして、重症化患者の減少につながる期待がマーケットに反映されました。
ドイツの製造業PMIの低下は、中国経済の減速が反映されていると考えられます。オーストラリアの8月PMIについても以下に示します。
(オーストラリア)
総合 43.5(-1.7)
製造業 51.7(-5.2)
サービス業 43.3(-0.9)
オーストラリアでも、製造業PMIの大幅な低下が見られています。ドイツ、オーストラリアの8月製造業PMIの低下には、中国経済の伸びの鈍化が反映されています。中国経済の伸び鈍化と日本株の動きの関連性は強いと考えています。中国関連のデータは、引き続き注視します。











