「8月ミシガン大学消費者信頼感指数、記録的低下!」
「パンデミック不安再来で米国民の心理落ち込む」
「米国企業心理への影響は?」
先週末の13日金曜日の米国株は小幅高となりました。ニューヨークダウ、ナスダック総合指数とも、上昇率は0.04%でした。
米国10年債利回りは1.29%台となり、前の日と比べて0.07%の大幅な低下となりました。株価は小動きでしたが、景気動向に対する警戒感は強まり、10年債利回りは低下しました。
13日にミシガン大学から発表された「8月の消費者信頼感指数」(速報値)は大幅な低下となりました。以下に示します。
8月のミシガン大学消費者信頼感指数
現状指数 77.9(前月比-6.6P、 −7.8%)
期待指数 65.2(前月比-13.8P、−17.5%)
総合指数 70.2(前月比-11.0P、−13.5%)
8月の信頼感指数は、前月比で13.5%の大幅な低下となりました。昨年4月の71.8を下回り、コロナショック後の最低値を下回りました。ミシガン大学によると、前月比で(13.5%)の下落率は、昨年4月のコロナショック時(-19.4%)、リーマンショック時の2008年10月(-18.1%)に次ぐ、下落率だったとのことです。つまり、めったに起こらない下落率です。
デルタ型のコロナウイルスの感染者の増加によって、米国消費者の間では、先行きの景気動向に対する警戒感が一気に膨らみました。これまで米国国民の間にあった「ワクチンの接種によって、今後のコロナウイルス感染者は減少し、米国経済は通常の姿を早期に取り戻す」との期待感が一気に喪失してしまいました。
これは、極めて重要な経済指標です。米国民における労働市場や景気への期待値が記録的な落ち込みとなりました。今後、実際の小売売上高等が本当に落ちるのか、注意が必要になります。
消費者心理の落ち込みが確認されました。企業心理も落ちる兆しがあるのか、今週の16日発表のニューヨーク連銀製造業景況指数、19日発表のフィラデルフィア連銀製造業景況指数(ともに8月の調査結果)の内容が注目されます。また、17日発表の米国の7月の小売売上高に、ミシガン大学の景況アンケート調査に落ち込みが既に反映されているのかどうか、この点も注目されます。
今週は、米国の経済指標と10年債利回りの動向に注意する週になります。
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